「甘言」という言葉の対義語を取り上げて詳しく説明していきます。
さらに「甘言」を連想することになる対義語(反対語)について紹介します。
「甘言」の対義語
「甘言」【かんげん】の対義語は「苦言」【くげん】です。
「甘言」という言葉は、「人を気分よくさせる口先だけの中身の乏しい言葉」を意味しています。
「甘言」には「相手を気持ち良くさせてコントロールするための言葉」といったニュアンスもあります。
「甘言」とは反対の意味を持っている対義語が「苦言」です。
「苦言」は「本人のために言う耳に痛い言葉」を意味しています。
「苦言」には、「聞くのがつらいが、その忠告を受け入れることで役に立つ」のニュアンスが伴っています。
「甘言」を連想する対義語(反対語)
「甘言」という言葉を連想することになる対義語・反対語には以下のようなものがあります。
「辛口の意見」【からくちのいけん】
「甘言」には、「相手を操作するために敢えて辛口の批判などはしない」といった意味のニュアンスがあります。
それに対して、「辛口の意見」は「容赦なく相手の問題点や改善すべきところなどについて口にする」といった意味合いがあります。
これらの意味の違いから、「辛口の意見」は「甘言」を想起しやすい対義語といえるのです。
「耳の痛い話」【みみのいたいはなし】
「甘言」の言葉は、「相手を調子に乗らせるような耳ざわりのよい言葉」を示唆しています。
反対に「耳の痛い話」というのは、「その話を聞くと居心地が悪くなるような苦痛を感じる話」を意味している言葉になります。
二つの言葉は正反対の意味を持つことから、「耳の痛い話」は「甘言」をイメージさせやすいのです。
「厳しい指摘」【きびしいしてき】
「甘言」には、「決して相手のためを思って厳しい指摘・批判などはしない」という意味のニュアンスが伴っています。
「厳しい指摘」の言葉は逆に、「遠慮することなく厳しい意見や批判をすること」を意味しています。
それぞれの意味は対照的であるため、「厳しい指摘」は「甘言」を連想させやすい反対語として認識できるのです。
まとめ
「甘言」と反対の意味を持つ対義語は「苦言」になります。
この記事では「甘言」と「苦言」の意味を解説して、「甘言」を連想させる対義語(反対語)として「辛口の意見・耳の痛い話・厳しい指摘」を紹介しました。
「甘言」の対義語・反対語について詳しく知りたいときは、この記事をチェックしてみてください。
