「卓見」という言葉の対義語を取り上げて詳しく説明していきます。
さらに「卓見」を連想することになる対義語(反対語)について紹介します。
「卓見」の対義語
「卓見」(たっけん)の対義語は「浅見」(せんけん)です。
「卓見」という言葉は「物事の本質・正しさをとらえている優れた見識」を意味しています。
「卓見」というのは、「他よりも非常に優れているモノの見方・意見」を示しています。
「卓見」とは反対の意味を持っている対義語が「浅見」です。
「浅見」とは、「浅はかな物事の見方や深みのない見識」を意味しています。
「卓見」を連想する対義語(反対語)
「卓見」という言葉を連想することになる対義語・反対語には以下のようなものがあります。
「浅慮」【せんりょ】
「浅慮」というのは、「深みのに浅はかな考え・思慮」を意味している言葉です。
「浅慮」には「浅いおもんぱかり」のニュアンスがあります。
そのため、「浅慮」は「深い思慮に基づく非常に優れた見識」を示す「卓見」とは反対の意味を持っている対義語になります。
「管見」【かんけん】
「管見」という言葉は、「見識が狭いこと」を意味しています。
「管見」の原義は「細い管から外を見るように、視野・見識が狭い」になります。
「管見」は「管見ですが〜」という自分の認識の狭さを謙遜していう前置きの言葉として使われることが多くなっています。
「卓見」には「視野が広くて見識も深い」のニュアンスがあります。
その意味の違いから、「管見」は「卓見」の反対語として考えることができます。
「寡聞」【かぶん】
「寡聞」という言葉の意味は、「自分の経験および見聞が浅いことを謙遜していう言葉」になります。
「寡聞」は「寡聞にして知りません」といった文章で使われることの多い言葉でもあります。
「寡聞」には、「見識の浅さ・知識の乏しさ」といった意味のニュアンスが含まれているのです。
その意味から、「寡聞」は「見識の深さ」を示唆する「卓見」の対義語といえます。
まとめ
「卓見」と反対の意味を持つ対義語は「浅見」になります。
この記事では「卓見」と「浅見」の意味を解説して、「卓見」を連想させる対義語(反対語)として「浅慮・管見・寡聞」を紹介しました。
「卓見」の対義語・反対語について詳しく調べたいときは、この記事を参考にしてください。
