「ここに書いて」の言葉の使い方や敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「ここに書いて」の意味
ビジネスシーンでよくある「ここに書いて」のケースは2種類です。
1つ目は、相手(エンドコンシューマであってもビジネス上の取引の方でもどちらでも可能)から、分からない箇所があり問い合わせ時に、「既にここに記載済」である旨を伝える意味でのケース、2つ目目は、「お互いに言った、言わない」を避けるために、同意内容や署名、あるいは議事録の様なもの、即ち、後々のトラブル回避の為の署名を書いてほしいとお願いをするケースでの意味合いが多いです。
「ここに書いて」の敬語での使い方や表現方法
「ここに書いて」の敬語での使い方や表現方法を見ていきましょう。
既に取り扱い説明書等に記載済で、お客様から問合せのあった場合のケース
自社としては既に書面での明確化をしているので、冷静に、「お客様のご質問の件については、XXの箇所に記載がありますので、ご確認をお願いします」、あるいは「お客様のご質問の件については、XXの箇所に記載がありますので、確信していただけますでしょうか。
と表現するのが、お客様に対して、角が立たない表現です。
この様なケースはお客様からのクレームになるので、お客様を不快な思いにさせると、余計に話がこじれるので、相手の言い分を全て、聞いた上で、答えるのがベターなやり方です。
「お互いに言った、言わない」を避ける為のトラブル回避
いくら、面と向かって打ち合わせを行なっていても、詳細の事の食い違いは生じるものです。
何事もなく、スムースに、製品開発等が進めば、何も問題は発生しません。
定型業務ではなく、チャレンジで行なっている仕事には、トラブル、問題となる壁は当然、付き物です。
お互いにボランティアでやっているわけではないので、人・物・金の問題は発生してしまいます。
それをお互いに責任はそちらでは、仕事にはなりません。
そういった事の為に、議事録等はあるわけで、議事録で認識合わせという場合も実際にあるケースです。
この様な場合は、「XXをご記入ください」、「XXをご記入くださいますようお願いいたします」と表現します。
必要事項の記入をお願いする場合
何らかの手続きやお医者さんでの問診票など、必要事項を記入しなければいけない場合があります。
その際は「これにご記入をお願いします」と端的にお願いするのが一般的な表現です。
「ここに書いて」の言い換えや使用例
・『お客様のご質問の件については、XXの箇所に記載がありますので、ご確認をお願いします』
・『お客様のご質問の件については、XXの箇所に記載がありますので、確信していただけますでしょうか』
・『XXをご記入くださいますようお願いいたします』
3つの異なる例を挙げました。
まとめ
後々の事を考えると、文書で記録を残すことは重要な事で、この様な表現を用いるケースは多いと思いますので、上手く活用して下さい。