この記事では、「護憲」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「護憲」の正しい読み方は「ごけん」と「ごけい」どちら
「観」という漢字は訓読みでは「護(まも)る」と読み、音読みでは「ご」と読みます。
そして、「憲」という漢字は訓読みでは「のり」や「憲(のっと)る」と読み、音読みでは「けん」と読みます。
「護憲」の場合、「護」と「憲」それぞれに音読みを当てるのですが、「憲」を「けい」と読む用法はないため、「ごけん」と読むのが正解です。
正しい読み方の結論
「護憲」の正しい読み方は「ごけん」になります。
「護憲」の意味
「護憲」とは、「現行の憲法を守ること」や「立憲政治を守ること」を意味する言葉です。
「立憲政治(りっけんせいじ)」とは、「三権分立の原則を認めた憲法に基づいて行われる政治」のことであり、政治権力の濫用を抑止し、個人の権利や自由を守ることが目的とされています。
「護憲」が含まれる熟語には、大正時代、当時の官僚政府や藩閥を打倒し、政党内閣を作ろうとして政治運動である「護憲運動(ごけんうんどう)」や同じく大正時代に第二次護憲運動を推し進めた3政党の憲政会、革新?楽部、立憲政友会を指す「護憲三派(ごけんさんぱ)」などがあります。
「護憲」の言葉の使い方や使われ方
・『大正時代の日本では護憲の気運が高まり、盛んに社会運動が巻き起こった』
・『憲法改正に際し、改正派か護憲派かで世論は真っ二つに分断された』
・『護憲について、有識者を招いて討論が行われた』
まとめ
・「護憲」の正しい読み方は「ごけん」になります。
・「護憲」とは、「現行の憲法を守ること」や「立憲政治を守ること」を意味する言葉です。