この記事では、「財政」と「財務」の違いを分かりやすく説明していきます。
「財政(ざいせい)」とは?
「財政」には以下の意味が含まれています。
・「国や地方公共団体が、存立を維持し、活動するために必要な財力を取得、管理、処分する一連の作用」
・「個人や団体などの経済状態」
「財政」の類義語には「経済(けいざい)」や「金回り(かねわまり)」などがあります。
「財政」の使い方
「財政」は名詞として使われています。
「財務(ざいむ)」とは?
「財務」には以下の意味が含まれています。
・「法人における資産管理、損益管理、キャッシュフロー管理」
・「事業やプロジェクトの収支管理」
・「資金の調達や調達した資金の運用」
・「国や地方公共団体による資金調達、及び調達した資金の運用など財政に関する事務」
「財務」の使い方
「財務」は名詞として使われています。
「財政」と「財務」の違い
「財政」は「国や地方公共団体の資産管理における一連の作用」や「個人や団体などの経済状態」という意味を表します。
対して、「財務」は「法人や事業などの資産管理」や「国や地方公共団体による財政に関する事務」など複数の意味を表します。
「財政」の例文
・『株を購入する前に、IRで会社の財政状況を確認する』
・『火の車であった我が家の財政に改善の兆しが見えた』
「財務」の例文
・『新たなる内閣によって、徹底した財務管理が行われた』
・『財務諸表に記載された内容から企業の運営状況を紐解く』
まとめ
「財政」とは、「国や地方公共団体が、存立を維持し、活動するために必要な財力を取得、管理、処分する一連の作用」や「個人や団体などの経済状態」という意味を表す言葉です。
「財務」とは、「法人における資産管理、損益管理、キャッシュフロー管理」や「事業やプロジェクトの収支管理」、「国や地方公共団体による資金調達、及び調達した資金の運用など財政に関する事務」などの意味を表す言葉です。