この記事では「献本させていただきます」について解説をします。
「献本させていただきます」とは?意味
書籍を差し上げるという意味です。
「献本」は「けんぽん」と読み、書籍を差し上げること、またその書籍という意味があります。
「献」は神や目上の人に物を差し上げるという意味を持つ漢字です。
このことから、「献本」には本を差し上げるという意味があることがわかります。
「させていただきます」は、相手に許しを求めて行動する意を表す言葉です。
相手を敬う意を表すことができます。
「献本させていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、本を差し上げるときに用います。
たとえば、自費出版をしたとします。
この本をお世話になった人に読んでもらいたいので、贈ることにしました。
このように、自分で書いた本を贈るときに使われます。
自分で書いた本を自分で「素晴らしい」とはあまり言わない点に気をつけてください。
へりくだっていうことが多いです。
出版社から一般の人に本を贈るときにも使われます。
読んでもらいたいので贈り物として渡すというときは、あまり使われません。
本を渡そうと思ったのは、その本を自分がよいと思ったからではないでしょうか。
よいと思った本を贈るのであれば、「よろしければお読みください」「よかったので、○○さんにも読んでいただきたいと思いました」といった言葉を伝えてみるとよいでしょう。
「献本させていただきます」を使った例文
・『出版社から献本させていただきます』
「献本させていただきます」の返答や返信
本を渡されたならば、そのことへお礼を伝えましょう。
自分は普段本を読まないという場合でも、好意で行ってくれていることなので、その気持ちへお礼を述べます。
その人が書いた本であれば、批評のために本を渡されたのでないなら、その本をけなすような発言は控えることが望ましいです。
自分が書いたものをけなされるのは傷つきます。
まとめ
この言葉は、書籍を差し上げるときに用いる言葉です。
「献本」と「本」という漢字を使っているように、渡すものは書籍です。
それ以外のものを渡すときには使わない点に気をつけてください。