何か少しのことを理解した状況を言い表す場合、「一端を知る」を使うことがあります。
これによって自分が知ったことを示せますが、その用法を間違わないようにしたいところです。
一端を知るの使い方などを確かめて行きましょう。
「一端を知る」とは?
ある物事の全体像の中で、一部分だけについて理解した状況を示す時に使われます。
「一端を知る」の使い方や使われ方、使うときの注意点
全体のうちの一部について、把握するような機会があります。
それはとある公的組織の一部や、ある人物の秘密の一部などですが、それについて「一端を知る」で表現することが可能です。
これによって全体の意味や重要性や怖さを語ったり、一端を知るよう促したりする用法ができるでしょう。
その場合には「宇宙の仕組みの」などのように、何の一旦であるかを具体的に示すほうが、理解されやすいです。
また一旦を知ることについて「必要です」のように感想などを併せることができます。
一端は一部のことであるので、ある程度の広い範囲を知った場合に適切ではありません。
その場合は別の表現を求めるべきでしょう。
「一端を知る」を使った例文や文章
・『一般人はこの鍾乳洞の一端を知るだけしかできないようです』
・『未知の世界の一端を知るには、とにかく手を抜かず調べ続けることです』
「一端を知る」の類語や言い替え
「一端を見る」は、全体の一部を目にすることを表しています。
「一端を把握する」は、一部だけをよく理解するとの意味です。
「一端を窺(うかが)い知る」は、外部から見える一部から、全体を察することを表しています。
「一部を知る」は、一端を知ることと同じ意味になる表現です。
「片鱗を知る」は、一枚の鱗や一部分を意味する「片鱗」を用いて、一端を理解したことを表しています。
「垣間見る」は、ものの隙間からちらりと覗き見ることの意味です。
「チラ見する」は、物事を少しだけ拝見することを表します。
まとめ
全体像の一部だけを理解することについてを、「一端を知る」と表現できるのでした。
これによって全体を語ったり、知るよう促す用法もできます。
しかしある程度の範囲を知った場合は、一端とは言い難くなることに気をつけてください。
言い換えを求めるならば、「垣間見る」などの表現を考えてみると良いです。