この記事では「今後とも何卒よろしくお願いいたします」について解説をします。
「今後とも何卒よろしくお願いいたします」とは?意味
これからもどうぞ関係を保ち続けてください、これからもどうかよくしてください、といった意味です。
「今後」は今よりも先の時点を指します。
「何卒」は、強く願う気持ちを表す語で、どうか、どうぞという意味です。
「何卒ご理解を賜りますよう~」のような使い方をします。
「よろしく」は、他人に対して好意を示したり、お願いをしたりする際に用いる言葉です。
「お願い」は願うことを相手を敬う表現にしています。
「お」をともなう動詞の連用形に、「いたします」を添えた形で、謙譲の意を表し、その動作が及ぶ相手に対して敬意を表します。
「いたす」は「する」の謙譲語です。
「今後とも何卒よろしくお願いいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手側から聞き手に対して好意を示したり、これからも関係を続けて欲しい気持ちを表したりする際に使用をします。
たとえば、新年のあいさつです。
新年のあいさつで得意先回りをしたとします。
ある会社には去年はお世話になっており、今年もお世話になりたいと思っています。
そして、その先もその会社とは関係を保って行きたいです。
そのような相手への好意を示す際に、このような言葉が用いられます。
「何卒」という言葉を使うことで、相手に願う気持ちを強めて表現しています。
「何卒」は敬語ではないので、あってもなくても失礼にはなりません。
「何卒お許しください」のような使われ方もすることがある言葉で、話し手から聞き手に願う気持ちを表すものなので、場合によっては押し付けているような印象を与えてしまいます。
「今後とも何卒よろしくお願いいたします」を使った例文
・『昨年はお世話になりました。<今後とも何卒よろしくお願いいたします』
「今後とも何卒よろしくお願いいたします」の返答や返信例
「よろしく」と好意を示してきているので、こちらからも「よろしく」と好意を示しましょう。
何も言葉を返さないと無視をしていると思われてしまうので、何かしら言葉を返すことが望ましいです。
こちらからも「よろしく」という気持ちを示せば、これからも相手とのよい関係を保っていけることが期待できます。
対面の場合は、この後に雑談がされることがあります。
まとめ
この言葉は、話し手側から聞き手に対して好意を示す際に使用をするものです。
仕事は一人では行うことができず、必ず相手がいます。
仕事を円滑に行うためには、他人との関係を良好に保つことが大切なのです。
このような言葉は、他人との関係を良好に保つために役立ちます。