人の話を受け入れられないと思う時に、「合点がいかない」と表現することがあります。
その意志を示すのに役立ちますが、今ひとつ言葉の意味が分からないところもあります。
合点はどう使っていくかなど、疑問点を確かめてみましょう。
「合点がいかない」とは?
物事について十分に納得できず、聞き入れることができない、同意できないことを表す慣用句です。
「合点」は承知や納得をすることを表します。
「合点がいかない」の使い方や使われ方、使うときの注意点
他者から物事の見解を示されても同意ができなかったり、説明を見ても納得できない場合があります。
そのように聞き入れられない状態について「合点がいかない」と言い表す事が可能です。
その際には「お話を伺っても」のように、具体的に何に対して合点がいかないのか、示すことができるでしょう。
疑問点を放置するとトラブルの元になるかもしれません。
そのため合点がいかないから、もっと説明してほしいとお願いすることもできます。
ただしこの表現は相手に対しての反発や抵抗を表すことになってしまうので、会話に含む場合には柔らかな表現を使うなどで気をつける必要があるでしょう。
「合点がいかない」を使った例文や文章
・『この説明内容を見ましても、どうしても合点がいかないのですが』
・『先程お話を伺いましたが、合点がいかないところがありました』
「合点がいかない」の類語や言い替え
「納得がいかない」は、他人の言葉などを受け入れることができない様子を表しています。
「腑に落ちない」は、ある事柄などについて、心から納得ができないとの意味をもつ慣用句です。
「承知できない」は、聞いて引き受けることが不可能であることを表します。
「釈然としない」は、疑いなどがあって心が晴れ晴れとならない意味です。
「気が済まない」は、鬱積した気分が晴れないことを表しています。
「不満」は、相手の言動に対して満足ができないとの意味です。
まとめ
物事に納得できず、同意が不可能などの意味を持つのが、「合点がいかない」です。
この表現でその気持を伝えることができますが、合点がいかない状態が続くとトラブルの元になるので、解消していく必要があるでしょう。
相手に対する反発の言葉でもあるので、言葉遣いには気をつけて使ってみてください。
そして時には「腑に落ちない」に言い替えるなど、別の表現も考えてみると良いです。