この記事では、「アテクシ」の意味を分かりやすく説明していきます。
「アテクシ」とは?意味
わたくしという言葉が変化したもので、自分を指す一人称の言葉で、「アテクシは今日は掲示板に張り付きっぱなし」のように僕、私、俺などのように使うことが出来ますが、他人を揶揄する際、皮肉をする際にも使われる言葉で「アテクシは国産の肉しか買いませんわ」みたいなやつ」というような自分を「わたくし」と呼び、なおかつ意識の高い人を揶揄するケースが多くなります。
自分をアテクシと呼ぶケースでは若干の謙遜が入っているとも見られますが、若干という程度ではあり、カジュアルな場でしか使えないこともあるためさほど効果的な言葉とは言えないでしょう。
基本的にはインターネット上での文字会話で使うことが最も多く、発声して使う場合はよほど気心の知れた相手でないと使いにくい言葉です。
「アテクシ」の概要
アテクシという言葉を使って文章を書く場合、敬語や丁寧な言葉づかいのほうか馴染むという傾向があります。
「わたくし」をもじった言い方であるからでもあります。
「アテクシは我慢ならねえことがある」などではかなり不自然と言えるでしょう。
「アテクシには耐え難いことがございます」の方が馴染むものがあります。
ただし使う場はインターネット掲示板がメインとなるというところが独特の立ち位置にある言葉です。
「アテクシ」自体に意識の高さなどを揶揄する面もあり、「アテクシアピール」では「わたくしはこんなに意識の高い生活をしているのよ」と言っているような人を指す言葉になります。
「アテクシ系」ではおかしな発言をする人という意味、「アテクシ様」は自己顕示欲が高すぎる人という意味があります。
いずれにせよ当事者がいない場で使う言葉となります。
「アテクシ」の言葉の使い方や使われ方
「アテクシは眠くなってきました」
ツイッターなどで「眠い」とするよりキャラクター性を増した使い方ではあります。
「あの人「アテクシにこれを使えというの」とか言いそうだよな」
アテクシアピールを揶揄する使い方です。
オープンな場では指名したただの悪口なため、匿名掲示板かクローズなネット上の会話で使うことになるでしょう。
「あの人アテクシ系だ」
ネット掲示板での感想的な書き込みの使い方で、同意を求めたり会話を広げる強い意図はありません。
「アテクシ」の類語や言いかえ
「わたくし」が元の言葉ではありますが、類語と言えるかは微妙な部分があり、ツイッターなどでわたくしとアテクシをイコールで使えるとは言い難いと言えます。
揶揄する場合「意識高い系」「自意識が強い」「自己顕示欲が高い」「言動がおかしい」などが言いかえに出来ますが、アテクシの方が収まりが良いケースも多いでしょう。
まとめ
アテクシという言葉は自分を指す場合ではやや謙遜が入り、人を指す場合は厄介な人という意味合いが含まれ意識の高さや自己顕示欲の高さが顕著ということがあります。
当事者に直接言う言葉ではありません。