「意義」と「大義」は似ている言葉として使われますが意味が全く違います。
この記事では、「意義」と「大義」の違いを分かりやすく説明していきます。
「意義」とは?
「意義」とは言葉によって表される内容や概念や物事に対する価値や重要性を表す言葉です。
「意義」は英語で“significance”や“meaning”と書きます。
「存在意義」とは人やものがその場所に存在していることの意味や重要性を表す言葉であり、自己肯定感や承認欲求などに大きな影響を与えるのが特徴です。
「有意義」とは物事に対して意味や価値があることを表す言葉であり、ポジティブな意味の言葉として使われます。
「大義」とは?
「大義」とは人として守るべき道義を表す言葉であり、こちらは国や君主など大きな者に対する気持ちや態度を表します。
「大義」は国家や君主以外にも親に対する孝行を表す時にも使うことが可能です。
「大義名分」とは行動の拠り所となる根拠や理由を表す言葉であり、色々な場面で使われています。
「大義名分」は外見的な建前という意味でも使われます。
「意義」と「大義」の違い
「意義」は言葉によって表される概念や物事の価値や重要性を表す言葉として使われています。
「大義」は人として守るべき道義や忠誠、孝行などを表す言葉であり、「大義名分」のように使います。
「意義」の例文
・『この研究には意義があるのかという疑問は常に持ち続けていましたが、今ではその不安はなくなりました』
・『今日は買い出しをまとめてしたので有意義な一日を過ごせました』
「大義」の例文
・『歴史的に有名な戦争を引き起こす際の大義について調べています』
・『経営方針としての大義名分は確かに分かりますが、それでもリストラする人数が多くて不安になります』
まとめ
「意義」は物事の概念や価値、重要性を表す言葉であり、「有意義」のように使います。
「大義」とは人として守るべき道義や忠誠、孝行を表す言葉であり、組織や国家、企業などで使われています。