「早急に同商品を送らせていただきます」とは?言葉の使い方・言い換えを徹底解釈します。
「早急に同商品を送らせていただきます」とは?
商品を既に配送済であったが、何らかの不都合(送り先ミス、商品の破損、到着しないなど)が生じた事によって、再度、同じ商品を送る際に用いる言い方です。
「早急に同商品を送らせていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使う時の注意点
【注意点1】
「早急に同商品を送らせていただきます」の文章を用いるという事は、こちらに不備があった為に、同じ商品を送るのですから、
A.今回の件の謝罪、B.同商品送付の文章C.今回の事を真摯に受け止め、再発防止に努める旨の文章
の3つの文章構成にするのが正しい使い方です。
3つのそれぞれは、各1文章で区切るのが良いやり方です。
1文章でまとめて記載すると、長い文章になってしまう為です。
【注意点2】
相手から、不備のクレーム等があって、再送付となった場合は、「お送りさせていただきます」を使い、相手は気が付いていないが、こちら側で不備が発覚し、再送付となった場合は、「送らせていただきます」を使うのが良いです。
この違いは『さいれ』言葉を用いているからです。
「さ」が入ると、相手の許可を得て行動をする際に用いるからです。
【注意点3】
「送」と「贈」の違いに注意しましょう。
「贈」は相手に感謝の気持ちを込めて、物を送る際に用いる漢字です。
今回は、こちらの不備で送る為、「贈」を使うのは誤用になります。
最近はパソコンで文章を打つので、漢字変換に気を付けましょう。
「早急に同商品を送らせていただきます」の正しい文章表現
このたび、当方の不手際により、お客様にご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。
早急に同商品をお送りさせていただきます。
このたびの件を真摯に受け止め、再発防止に努めてまいります。
上の文章は3つの文章からなり、要点を簡潔に記載した言い方です。
ひらがなが多いと思われる方もおられるでしょう。
相手に不快な思いをさせない方法の一つに、出来るだけ柔らかい口調で、堅苦しくなく、丁寧な言葉で表現するのが良く、程々のひらがなを入れておくことで、文章自体が柔らかくなるからです。
「早急に同商品を送らせていただきます」を使った例文
・『早急に同商品をお送りさせていただきます』
・『早急に交換品をお送りさせていただきます』
・『速やかに同商品をお送りさせていただきます』
例文では「早急に同商品を送らせていただきます」の部分のみで、別の言い方を挙げました。
まとめ
注意点では、全体の文書構成、『さいれ』言葉、更にパソコンを使う時代だからこそやりがちなミスを記載しました。
また、相手に不快な思いをさせない文章表現方法も記載しました。
正しい文章表現では、送る旨の文章だけでなく、全体の文章例を記載しましたので、上手く活用して下さい。