この記事では、「鰭」の読み方を分かりやすく説明していきます。
魚へんに老日で「鰭」の読み方
「鰭」という漢字は訓読みでは「ひれ」や「はた」と読み、音読みでは「キ」や「ギ」と読みます。
「鰭」の意味や解説
「鰭」には「ひれ」や「はた」という意味が含まれています。
「鰭(ひれ)」は主に魚類や水性哺乳類が持つ器官であり、水中で動かして水をかいたり、水流をコントロールしたりすることにより、姿勢制御などに使用されます。
ほか、種によっては威嚇や水底での歩行、子育てのときに酸素を多く含んだ水を卵へ送るために使われることもあるようです。
「鰭」の熟語での使い方や使われ方
・『胸鰭』【むなびれ】
「魚類の胸にある一対のヒレ」を意味する言葉です。
・『鰭酒』【ひれざけ】
「フグやエイのヒレを焼いて、熱燗に入れた酒」を意味する言葉です。
・『鰭手』【はたで】
「魚のヒレ」や「衣の袖」を意味する言葉です。
・『鰭板』【はたいた】
「庇の両側や縁側の先端に用いる板」、「壁や脇障子、板塀の羽目板」を意味する言葉です。
・『鰭袖』【はたそで】
「袖幅を広くするため、袖口にもう一幅、もしくは半幅つけ加えた袖」を意味する言葉です。
「鰭」の地名での使われ方
・『新名鰭』【しんなびれ】
宮城県遠田郡桶谷町に所在する地名です。
・『鰭ヶ崎』【ひれがさき】
千葉県流山市に所在する地名です。
「鰭」の名前での使われ方
・『棚鰭』【たなひれ】
東京都や千葉県、山形県に多く見られる日本の名字です。
・『鰭岡』【ひれおか】
大阪府や兵庫県に多く見られる日本の名字です。
・『鰭崎』【ひれさき】
東京都や千葉県、神奈川県、埼玉県、静岡県に多く見られる日本の名字です。
まとめ
「鰭」は訓読みでは「ひれ」や「はた」と読み、音読みでは「キ」や「ギ」と読む漢字でした。
そして、「鰭」には「ひれ」や「はた」という意味が含まれています。