米へんに康と書く漢字には「糠」があります。
この記事では、「糠」の読み方を分かりやすく説明していきます。
米へんに康で「糠」の読み方
「糠」は音読みで「こう」と読み、訓読みは「ぬか」と読みます。
「糠」の意味や解説
「糠」は穀物を精白した時にでるものを示す言葉であり、こちらは果皮や種皮、胚芽などを示します。
この「糠」は単品で食べることはあまりなく、他の用途に使われることで知られています。
「糠」を使うものとして最も有名なものには「糠漬け」があり、これは「米糠」を使い乳酸菌発酵させた漬物として古くから愛されてきました。
「糠」自体には栄養素が豊富であり、これを使った糠床に漬けることで野菜などをさらに美味しくすることが可能になります。
「糠」に含まれている成分にはフィチン酸、イノシトール、γ-オリザノール、食物繊維、ビタミンミネラル、鉄などであり、健康食品としても様々な場所で使われています。
「糠」の熟語での使い方や使われ方
・『糠漬け』【ぬかづけ】
「米糠を使った漬物」であり、簡単に作れることから日本では様々な家庭で作られてきました。
「糠漬け」は野菜以外にも肉や魚、ゆで卵の食材を使うものもあり、栄養素が美味しさがさらに増すのが特徴です。
・『糠に釘』【ぬかにくぎ】
「無意味で手ごたえが全くないこと」を表す慣用句です。
糠はとても柔らかく釘を打っても役に立たないことからこの意味が生まれました。
・『糠喜び』【ぬかよろこび】
「喜んだ後にがっかりすること」を表す慣用句です。
一度は喜んだものの予想や当てが外れた時に使う慣用句であり、無駄な喜びを表す時に使います。
まとめ
「糠」は穀物を精白した時に出る果皮や種皮、胚芽を示す言葉であり、こちらは「糠漬け」などに使います。
「糠」はこれ以外にも慣用句に使われることで有名です。