果汁100%ジュースの「濃縮還元」と「ストレート」の違いは?分かりやすく解釈

「濃縮還元」と「ストレート」の違いは?分かりやすく解釈 言葉の違い【2語】

「濃縮還元」「ストレート」、このふたつの言葉はスーパーやコンビニエンスストアで販売されている果汁100%ジュースのパッケージなどで目にしたことがあると思いますが、それぞれどのような意味を持っているのでしょうか。

この記事では、「濃縮還元」「ストレート」の違いについて、分かりやすく説明していきたいと思います。

「濃縮還元」の意味とは?

「濃縮還元」とは、そのジュースの原料となる果物や野菜などからジュースを絞って、それを濃縮したものに再び水分を加え、元の濃度へ戻すことを指しています。

一般的には5〜6倍くらいまで濃縮させてペースト状にしたあと、そのまま冷凍保存しておくことが可能となっています。

濃縮する方法はさまざまですが、一般的なものは「真空蒸発濃縮法」または「真空濃縮法」と呼ばれる方法があります。

真空状態にした機械の中でジュースを加熱し、しっかりと水分を飛ばす方法となっています。

「濃縮還元」は保存ができるというところが大きな特徴であり、濃縮することで微生物などの繁殖を防ぐことができます。

しかしその一方で素材を加熱しているためにその過程でビタミンや酵素などの栄養素が失われてしまいます。

また、「濃縮還元」したジュースには砂糖が含まれている場合があるので、買う前にしっかりと確認しましょう。

「ストレート」の意味とは?

ジュースについての「ストレート」とは、ジュースのもととなる果物や野菜などの果汁を絞って容器に詰め、それを低音で保存したもののことを指します。

「ストレート」のジュースは加熱をしていないので香りや味が果実のままの状態に近く残っていて、栄養素もあまり失われずに残っているのが特徴です。

「ストレート」のジュースは他のジュースに比べて少し価格が高い傾向にありますが、これは保管スペースが必要でそのために輸送コストも多くかかってしまうことが原因となっているようです。

また、砂糖などの添加物が一切含まれておらず、素材の自然な味を楽しむことができます。

「濃縮還元」と「ストレート」の違いについて

「濃縮還元」「ストレート」は、見た目は似ていても中身はまったくの別物です。

どのようなところが違っているのかというと、まず「濃縮還元」をして作られたジュースは、野菜や果実を絞って濃縮し、再び水分を加えて元の濃度に戻したものです。

それによって微生物などの繁殖が抑えられ、保存がきくことが大きな特徴ですが、栄養素が失われているという点や砂糖などが含まれていることがあるジュースです。

対する「ストレート」は、絞ってそのままのジュースを指し、砂糖などが含まれていない100%果汁でできたジュースです。

少し価格が高くなりあまり保存もききませんが、栄養素も多く含まれており、果実や野菜の自然なそのままの味や香りを残しています。

一般的に飲みやすさでいえば「濃縮還元」をしたジュースですが、「ストレート」のジュースのほうが100%果汁のジュースで美味しいと感じる人も多く、健康にも良いのです。

「濃縮還元」と「ストレート」の違いのまとめ

いかがでしたでしょうか。

同じジュースでも、ジュースになるまでの過程でこれだけの違いが出るのです。

飲み比べることでさらに違いがわかりやすいかと思います。

スーパーなどで注意して見てみましょう。

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