この記事では、「樋」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに通で「樋」の読み方
この漢字は、音読みで「トウ」、訓読みで「ひ」「とい」と読みます。
「樋」の意味や解説
かけひ、とい、という意味です。
木で作った水を通す道を表しています。
かけひというのは、地上にかけ渡した、水を通すための竹や木のといのことをいいます。
とい、というのは家の屋根についている、雨水を流すための通り道です。
家の屋根の端のあたりに、筒状のものがついているはずです。
これは、屋根に落ちてきた雨水を受けて、地上や地下道に導くために設置されています。
のきどい、たてどいなどとも呼ばれます。
現代ではプラスチックという素材が開発されているので、といにはプラスチックのような軽い素材が使われています。
このといのことを漢字で書くと「樋」となります。
この漢字は、よく見ると木へんの隣の字は「通」ではありません。
「通」の辺の点が2つになっています。
「樋」の熟語での使い方や使われ方
・『雨樋』【あまどい】
雨水を軒先で受けて、地上や地下道に導くためのもののことです。
筒状をしています。
・『内樋』【うちどい】
軒や壁の内側に、外からは見えないように設置された、雨樋のことです。
隠すように設置されており、外観を損ないません。
・『瓦樋』【かわらひ】
丸瓦で作った樋のことです。
瓦は重さがあるので、軒先に設置はしません。
土管ともいいます。
土管は配水管や煙突などに使用されています。
まとめ
この言葉は、「トウ」「ひ」「とい」と読みます。
家の軒先に設置されている、雨水を通すためのものが、この漢字が意味するものです。
身近なところに存在しています。