この記事では、「枳」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに只で「枳」の読み方
「枳」は音読みでは、「キ」、「シ」と読みます。
また、訓読みで「からたち」と読みます。
「枳」の意味
「枳(からたち)」はミカン科ミカン属に分類される落葉低木のことを言います。
「枳」には、「枳殻(からたち・きこく)」、「枸橘(からたち)」の漢字表記も有ります。
「枳」は4月から5月頃に開花し、白い花が咲きます。
そして、10月から11月頃に果実が熟して黄色くなります。
「枳」は「木」に「只」と書きますが、「木」は「き」、「もく」、「立ち木、」、「材木」などの意味があります。
また、「只」は「ただ」、「こればかり」、「無料」などを表しています。
「枳(からたち)」の語源は「唐橘(からたちばな)」から来ていると言われています。
他にも、「枳」は「股(また)」、「わかれる」などの意味があります。
「枳」の例文や使われ方
・『枳は病気や耐寒性に強いので、他の柑橘類の台木に使われることがあります』
・『枳の未成熟の果実は、薬用として用いられています』
・『枳は『万葉集』にもその名を見ることができます』
まとめ
「枳」と関連した言葉としては、「南橘北枳(なんきつほくき)」があります。
これは、環境によって人は良くも悪くもなるという意味があります。
そして、「枳」が含まれる名字の方は、「口枳(くちき・くちのすき)」、「枳?(けんのき)」、「枳穀(げす・げず・きこく)」さんなどがいらっしゃいます。
さらに、「枳」が入った地名としては、「住吉町下枳殻馬場通河原町西入」、「住吉町河原町通下枳殻馬場下る」、「塩屋町下枳殻馬場通河原町西入下る」などが挙げられます。
言葉の読み方や意味を知って、適切に使えるようにしていきたいものです。