この記事では、「晨」の読み方を分かりやすく説明していきます。
日に辰で「晨」の読み方
「晨」という漢字は訓読みでは「あした」や「とき」、「よあけ」と読み、音読みでは「シン」と読みます。
「晨」の意味や解説
「晨」には「あした」や「あさ」、「よあけ」、「とき」、「ときを告げる」という意味が含まれています。
「晨」は太陽の象形である「日」に2枚貝が殻から足を出している様子の象形である「辰」を組み合わせ、「赤い唇」、転じて、「あさ(日が昇ろうとするとき)」を意味する形声文字として成り立った漢字です。
「晨」の熟語での使い方や使われ方
・『晨起』【しんき】
「朝早くに起きること」や「早起き」を意味する言葉です。
・『晨鶏』【しんけい】
「夜明けを告げるニワトリ」を意味する言葉です。
・『晨昏』【しんこん】
「朝と夕」や「朝暮」を意味する言葉です。
・『晨星』【しんせい】
「明け方の空に残る星」、明け方の空に残る星がまばらであることから、「物事がまばらなこと」や「少ししかないことの例え」を意味する言葉です。
「晨」のことわざでの使い方や使われ方
・『一日の計は晨にあり』【いちじつのけいはあしたにあり】
「1日の計画は朝のうちに立てるべきであること」や「何事も初めが肝心であること」を意味することわざです。
・『一日の計は晨にあり一年の計は元旦にあり』【いちじつのけいはあしたにあり】
「1日の計画は朝のうちに立てるべきであり、1年の計画は元旦に立てるべきであること」を意味することわざです。
・『一日再び晨なり難し』【いちじつふたたびあしたになりがたし】
「1日に2度朝が来ることはないので、時間を大切にして勉学に励むべきであること」を意味することわざです。
まとめ
「晨」は訓読みでは「あした」や「とき」、「よあけ」と読み、音読みでは「シン」と読む漢字でした。
そして、「晨」には「あした」や「あさ」、「よあけ」などの意味が含まれています。