手へんに免と書く漢字には「挽」があります。
この記事では、「挽」の読み方を分かりやすく説明していきます。
手へんに免で「挽」の読み方
「挽」は音読みで「ばん」と読み、訓読みは「挽く」で「ひく」と読みます。
「ひく」は「引く」と書くことが可能です。
「挽」の意味や解説
「挽」は引くことや引っ張る行為、引き戻すことを示す時に使う言葉です。
「挽」はこれ以外にも人の死を悼む時にも使う言葉であり、これを歌に表したものは「挽歌(ばんか)」と呼ばれています。
「挽歌」に使われている「挽」は人が死んだ際に使われる柩を引く行為を示しており、「挽歌」はこの柩を引く人が歌ったものを表しています。
「挽」を使った言葉には「挽回」がありますが、こちらはよく「名誉挽回」という熟語で使われることで有名です。
「名誉挽回」の類義語としては「汚名返上」がありますが、こちらは失敗や不名誉を取り消すために行動する時に使います。
「挽」の熟語での使い方や使われ方
・『挽回』【ばんかい】
「失ったものを取り戻すこと」であり、元通りににする時にも使います。
「名誉挽回」は失った名誉を取り戻す時に使う言葉であり、「汚名挽回」は間違った使い方として有名です。
・『挽歌』【ばんか】
「死者を悼む歌」であり、こちらは中国の葬送時に棺を引く人が歌ったものを示す言葉として使われていました。
「挽歌」は死者への悲哀を示す歌であり、英語ではエレジーやラメントと表現することが可能です。
・『挽き肉』【ひきにく】
「肉を細かくすりつぶしたもの」を表す言葉であり、こちらは牛肉や鶏肉、豚肉など様々な料理に使われています。
「挽き肉」は英語でミンチやメンチと表現します。
まとめ
「挽」は引くことや引き戻すことを示す言葉です。
「挽回」は失ったものを取り戻す時に使います。