この記事では、大学受験における「現役生」と「浪人生」の違いを分かりやすく説明していきます。
大学受験における「現役生」とは?
大学受験における「現役生」とは、現在高校3年生のことを指します。
現在、高校に通う3年生で、高校卒業後の進学先として大学進学を選択し、大学受験を行う人を「現役生」といいます。
大学受験における「浪人生」とは?
大学受験における「浪人生」とは、高校3年生の大学受験の際、希望の大学に合格することができなかった、すべて不合格になってしまった、といった人で翌年以降も大学受験を試みる人を指します。
高校卒業後、1年目の「浪人生」は、「一浪」。
2年目の「浪人生」は、「二浪」といったように表します。
大学受験における「現役生」と「浪人生」の違い
では、大学受験における「現役生」と「浪人生」には、どのような違いがあるのでしょうか。
まずは、大学受験までの1年間の過ごし方に大きな違いがあります。
「現役生」の場合、5月ごろまでは部活を続ける人も多く、部活の引退後、やっと、本格的な受験勉強を始めるといった人も少なくありません。
また、高校生の間にしかできない体育祭や文化祭などといった行事に時間を取られながら、そのうえで受験勉強を続けることとなります。
一方、「浪人生」の場合、浪人が決まった3月末ごろから、再度、本格的な受験勉強を開始することができます。
多くの「浪人生」は予備校に通い、朝から夕方まで学校のように予備校で授業を受け、その後、受験勉強を行うといった勉強一筋の生活スタイルを続けることになります。
もちろん、予備校に部活も体育祭も文化祭もありません。
また、勉強する内容も「現役生」と「浪人生」とでは異なります。
「現役生」の場合、受験生になっても、受験範囲の授業が終わっていないことがほとんどで、受験勉強と並行しつつ、新しい知識も習得していく必要があります。
その一方、「浪人生」の場合は、すべての受験範囲が終わっているため、受験勉強のみ行うことが可能です。
このような勉強内容だけの違いではなく、経験値にも大きな差が生じてきます。
「現役生」の場合、言うまでもなく、大学受験初心者です。
そのため、緊張のあまり本来の実力を出すことができない、突発的なトラブルに対応することができない、などといったことも起こりかねません。
その一方、「浪人生」の場合、大学受験は2回目です。
当日のパターンなども頭に入れ冷静に判断することも可能です。
まとめ
以上が、大学受験における「現役生」と「浪人生」の違いです。
もちろん、どちらが優位とかではなく、本人の頑張り次第で大学受験の合否が変わってくることは言うまでもありません。
ただし、勢いにおいては、「現役生」の方が強いと言われ、最後の最後に巻き返しを行う事ができるのは、「現役生」の方が多いという話は有名な話です。
模試の判定がD判定であっても「現役生」の場合、最後、多くの「現役生」が合格をつかみ取ることとなります。