皆さんは「吋」という漢字を目にした事はあるでしょうか。
滅多に見ない珍しい漢字かと思われます。
この記事では口へんに寸で「吋」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「吋」の正しい読み方は何か
漢字の右側のつくりが「寸」であり「スン」は音読みです。
訓読みで「インチ」です。
「インチ」は普段カタカナで多用されています。
アメリカ中心に日本でも見られる長さの単位です。
日本では自転車やジーンズのサイズに「インチ」を使います。
日本ではカタカナ表記が多いですが、工具のソケットのサイズで、商品に「○吋」と書いてあり、ホームセンターで目にする機会があるでしょう。
正しい読み方の結論
「吋」は、主に「インチ」と読みます。
日本ではメートルが広く使われていますが、アメリカでは「インチ」が長さの単位に採用されています。
インチ<フィート<ヤードの順に大きくなり、2.54cmが1インチです。
「吋」の意味
長さを測る単位に使われる漢字です。
カタカナ表記の方が使用例が多いですが、穴が空いてはめ込むタイプの工具部品のサイズに、漢字表記の「吋」が書かれてあるようです。
物を測るメジャーでは「インチ」「センチ」の長さが裏表に印字され、商品説明欄に「吋表示あり」と書かれてもいます。
「吋」の言葉の使い方や使われ方
・『この中国硯の寸法は、4吋だ』
書道用品としての硯には、中国の有名な産地があり、高級品は墨が擦りやすいのだそうです。
中国では硯のサイズを表すのに「吋」が用いられています。
日本より中国の方が、「吋」の漢字が多く使われている印象です。
・『このスープ皿の大きさは、8吋だ』これは20センチのお皿になります。
余り漢字で書く事のない単位ですが、工具の説明書で文字数を省略したい時に、漢字が当てられています。
・『〇〇製作所の水中ポンプは、2吋から8吋まであり、レンタルが可能だ』ここでの水中ポンプというのは、魚介類の養殖や、排水の為に水中ポンプを使って水を排出する為の物です。
用途によって、サイズ展開を広くしている会社のようです。
まとめ
「吋」は、日本での表記は少ないのですが、工事関係の表に見られそうです。
中国では様々な物の大きさを表すのに「吋」の漢字が使われています。
日本ではカタカナが主なので漢字を知らずとも困らないかもしれませんが珍しい漢字を知るのは楽しいので、覚えてみてはいかがでしょうか。