この記事では、「伯」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに白で「伯」の読み方
「伯」という漢字は訓読みでは「おさ」や「かしら」、「はたがしら」と読み、音読みでは「ハク」や「バク」、「ハ」と読みます。
「伯」の意味や解説
「伯」には「はたがしら(諸侯の盟主)」や「叔父、叔母」、「兄弟姉妹の最年長」、「かしら」、「長」、「一芸に秀でた者の称」などの意味が含まれています。
「伯」は横から見た人の象形である「にんべん」に白い頭蓋骨や日光、どんぐりの実の象形である「白」を組み合わせ、「一族の統率者」、転じて、「かしら」や「長」という意味を表す形声文字として成り立った漢字です。
「伯」の熟語での使い方や使われ方
・『伯父』【おじ】
「父母の兄弟」を意味する言葉です。
・『叔母』【おば】
「父母の姉妹」を意味する言葉です。
・『伯爵』【はくしゃく】
「もと五等爵の第3位、子爵の上で侯爵の下」を意味する言葉です。
・『画伯』【がはく】
「絵画の分野において優れている人」や「画家の敬称」を意味する言葉です。
「伯」の地名での使われ方
・『佐伯市』【さいきし】
大分県に所在する地名です。
・『西伯郡』【さいはくぐん】
鳥取県に所在する地名です。
・『佐伯区』【さえきく】
広島県に所在する地名です。
「伯」の名前での使われ方
・『大伯』【おおはく】
鹿児島県や大阪府、宮崎県、東京都、福岡県に多く見られる日本の名字です。
・『佐伯』【さえき/さいき/さへき/さはく】
東京都や愛媛県、兵庫県、大阪府、広島県に多く見られる日本の名字です。
まとめ
「伯」は訓読みでは「おさ」や「かしら」、「はたがしら」と読み、音読みでは「ハク」や「バク」、「ハ」と読む漢字でした。
「伯」には「はたがしら」や「叔父、叔母」、「兄弟姉妹の最年長」、「かしら」などの意味が含まれています。