にんべんに千で「仟」の読み方とは?簡単に解釈

にんべんに千で「仟」の読み方とは? 読み方

にんべんに千と書く「仟」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「仟」の読み方と意味について解説します。

にんべんに千で「仟」の読み方

「仟」の読み方は音読みでは「セン」、訓読みでは「かしら」です。

「仟」の意味や解説

「仟」とは、「数の1000」を意味する言葉です。

もともとは田畑の中を通る南北のあぜ道を指す言葉でしたがにんべんに千と書くことから漢数字の「千」と同じ意味で使われています。

人間を表すにんべんに漢数字の千と書くことから転じて「千人を束ねるかしら」という意味でも使われる言葉です。

本来の意味からすると「仟」「千」は全く異なる別々の漢字ですが、現在は同じ意味で文字が異なる異体字の一種として扱われています。

漢数字には「一」「壱」「二」「弐」と書くようにそれぞれ異体字があり「仟」「千」の代わりに使われている漢字です。

漢数字に異体字が使われるのは主に偽造防止が目的です。

一と記入されているところに勝手に横棒を書き足して二や五にするなど細工されないように壱を使い、千の場合は「仟」を使います。

「仟」の地名や名前での使われ方

・『仟遍』【せんべん】
「室町時代から戦国時代にかけて活躍した高僧」です。

真言宗の僧として諸国を漫遊し修行した後、文明9年に高野山に入ります。

宝性院の僧良雄のもとで仏道修行に励み、良雄の没後は跡を継ぎ顕密二教に通じる高僧として多くの功績を残します。

・『榊原仟』【さかきばらしげる】
「心臓外科の権威として知られた日本の医学者」です。

医師として活躍したのち財団法人日本心臓血圧研究振興会や榊原記念病院を設立するなど日本の心臓外科医療に多大な功績を残した人物です。

まとめ

「仟」は主に小切手や手形などお金に関わる数字を書く時に用いられることが多く日常的にはほとんど使いません。

重要な書類で使うことが多いので正しい意味と読み方を知っておきましょう。

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