この記事では、「涸」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいに固で「涸」の読み方
「涸」という漢字は訓読みでは「涸(か)れる」や「涸(から)びる」、「涸(つ)きる」と読み、音読みでは「コ」や「カク」、「ガク」、「ゴ」と読みます。
「涸」の意味や解説
「涸」には「かれる」や「からす」、「水がなくなる」、「干からびる」、「尽きる」という意味が含まれています。
「涸」は流れる水の象形である「さんずい」に周辺を取り囲む線(=城壁)と固いかぶとの象形である「固」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「涸(か)らす」は「水の枯れた状態にする」や「水分がないようにする」、「乾燥させる」、「持っている物などを出し尽くす」という意味を表す言葉です。
「涸(か)れる」は「井戸や川、池などの水がほとんどなくなる」や「水気がなくなり、乾いた状態になる」、「干上がる」、「乾燥する」、「感じたり、考える力が減少し、出なくなる」などの意味を表す言葉になります。
「涸」を使った例文
・『照りつける太陽が井戸を涸らしてしまった』
・『涙はすでに涸れてしまった』
・『この木材はほどよく涸れているので、着火するのにもってこいだ』
「涸」の熟語での使い方や使われ方
・『涸沢』【からさわ】
「水が干上がってしまった沢」を意味する言葉です。
・『涸れ井戸』【かれいど】
「涸れて水が出なくなった井戸」を意味する言葉です。
・『涸れ谷』【かれだに】
「普段は水がなく、雨が降ったときだけ水が流れる谷」を意味する言葉です。
まとめ
「涸」は訓読みでは「涸(か)れる」や「涸(から)びる」、「涸(つ)きる」と読み、音読みでは「コ」や「カク」などと読む漢字でした。
そして、「涸」には「かれる」や「からす」、「水がなくなる」などの意味が含まれています。