ころもへんに里と書く漢字には「裡」があります。
この記事では、「裡」の読み方を分かりやすく説明していきます。
ころもへんに里で「裡」の読み方
「裡」は音読みで「り」と読み、訓読みは「うち」や「うら」と読みます。
「うち」は「内」と書くことが可能であり、「うら」は「裏」と書くことが可能です。
「裡」の意味や解説
「裡」は物体の裏や布の裏側を表す時に使う言葉です。
「裡」はこれ以外にも物体の内部や心の中を表す時にも使うことが可能です。
「裡」は特に熟語として使われることが多く、一般的な意味では「内」や「裏」の方を使います。
「裡」はころもへんを使っていることから元々は布や衣服の裏側を表す意味で使われていました。
現代では布の裏以外にも、物事の裏側や物体の内部、心の中や秘密の中でひっそりと行われることを表す時に使われます。
「裡」は「○○のうちに」という意味があり、こちらは「秘密裡」や「極秘裡」のような使い方が有名です。
「裡」の熟語での使い方や使われ方
・『秘密裡』【ひみつり】
「人に知られない状態」であり、こちらは物事が秘密にされながら進行する時に使います。
「秘密裡」は「秘密裏」と書くことも可能であり、この状況で行われる会議や決議などは時に悪い結果を生み出すものも存在します。
・『極秘裡』【ごくひり】
「他人に知られない状態」を表す言葉であり、「秘密裡」よりもさらに重大な状態に対して使います。
「極秘裡」は「極秘裏」と書くことが可能です。
・『脳裡』【のうり】
「脳内や脳の中」を表す言葉であり、こちらは慣用句として「脳裡にひらめく」や「脳裡に焼き付く」のように使われます。
まとめ
「裡」は元々布の内部を表す言葉でしたが、現代では物事の裏側や内部を示す時に使われています。
「秘密裡」や「極秘裡」はトップシークレットの状況で物事や会議が進行する時に使われます。