この記事では、「蕪」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに無で「蕪」の読み方
「蕪」という漢字は訓読みでは「蕪(あ)れる」や「蕪(しげ)る」、「蕪(みだ)れる」や「かぶら」と読み、音読みでは「ブ」や「ム」と読みます。
「蕪」の意味や解説
「蕪」には「あれる」や「しげる」、「みだれる」、アブラナ科の植物名である「かぶ」や「かぶら」という意味が含まれています。
「蕪」は並び生えた草の象形である「くさかんむり」に人の舞う姿の象形である「無」を組み合わせ、「(草が覆うほどに)あれる」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「蕪(あ)れる」は「雑草が著しく生い茂り、荒れる」、「ごとごたと乱れている様」、「入り乱れてよくわからないもの」という意味を含める言葉になります。
「蕪」の熟語での使い方や使われ方
・『蕪荒』【こうぶ】
「雑草の茂るがままになって、土地が荒れていることやその土地」や「未開墾地」、「荒れ果てること」、「荒っぽくて粗雑であること」を意味する言葉です。
・『蕪雑』【ぶざつ】
「雑然としていることやその様」を意味する言葉です。
・『繁蕪』【はんぶ】
「雑草などが生い茂っていること」や「?茂」、「文章が長たらしく、くどいこと」を意味する言葉です。
・『平蕪』【へいぶ】
「雑草の生い茂った野原」を意味する言葉です。
・『蕪辞』【ぶじ】
「乱雑で整っていない言葉」や「自分の言葉や文章をへりくだっていう語」を意味する言葉です。
・『蕪雑』【ぶざつ】
「雑然としていることやその様」を意味する言葉です。
まとめ
「蕪」は訓読みでは「蕪(あ)れる」や「蕪(しげ)る」、「蕪(みだ)れる」や「かぶら」と読み、音読みでは「ブ」や「ム」と読む漢字でした。
そして、「蕪」には「あれる」や「しげる」、「みだれる」などの意味が含まれています。