この記事では、「芹」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに斤で「芹」の読み方
「芹」は音読みでは、「キン」と読みます。
また、訓読みで「せり」と読みます。
「芹」の漢字の意味や解説
「芹」とは、植物の「セリ」のことを表しています。
「セリ」はセリ科セリ属に分類されている多年草で、日本原産です。
「セリ」の名前の由来は、同じ場所に競り合って群生しているところから来ているとも言われています。
春の七草の一つで、万葉集にも詠まれています。
また、二十四節気、七十二候では、小寒の初候で「芹乃栄(せりすなわちさかう)」として登場しています。
「セリ」の草丈は20㎝から80㎝程で、7月から8月頃に、5弁花の白い小さな花が多数咲きます。
湿地に自生、または野菜として栽培されています。
「セリ」は食用、または薬用として利用されています。
独特の芳香と、シャキシャキとした食感があります。
「セリ」は「ドクゼリ」に似ているので、注意が必要です。
「セリ」の別名には「タゼリ」、「ノゼリ」、「ミズゼリ」、「カワナグサ」など多数あります。
英語では「Water dropwort」などの表記があります。
「芹」の地名や名前での使われ方
・『芹川』【せりかわ】
富山県小矢部市、石川県鹿島郡中能登町にある地名です。
・『芹田』【せりだ】
秋田県にかほ市、福岡県宮若市、新潟県南魚沼市にある地名です。
・『芹沢』【せりざわ】
茨城県行方市、神奈川県茅ヶ崎市にある地名です。
まとめ
「芹」は「くさかんむり」に「斤」と書きますが、「くさかんむり」は漢字の冠の一つで、漢字では「草冠」と表記します。
草花に関する意味を表しています。
また、「斤」は音読みで、「キン」、訓読みで「おの」と読んで、「おの」、「重さの単位」などを表しています。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。