この記事では、“notice”と“realize”の違いを分かりやすく説明していきます。
「notice」とは?
“notice”の主な意味は2つあります。
1つめは、今まで気にかけていなかったところに注意を向け、物事の存在を知ることです。
このことは、気づくことといいます。
部屋に数人の人たちが集まって話をしています。
その部屋のドアのそばには、ある人が立っていました。
しかし、部屋で話している人たちは、話に夢中になっているので、ドアのそばにいる人に注意がいっていません。
しかし、ある人がふとドアの方を見て、そこに人が立っていることがわかりました。
こういったことが気づくことです。
注意すること、注目ともいえます。
もう一つの意味は、今まで気にかけていなかったところに注意を向けさせて、物事の存在を知らせることです。
このことは、気づかせることといいます。
1つめの意味と違うのは、「~させる」と使役であることです。
クレジットカードを使用していると、請求書が届くことがあります。
これは、いくら使ったので支払ってくださいと気づかせるためのものです。
請求書は支払額の通知をしてくれるもので、“notice”は通知という意味にもなります。
予告、警告、通達なども気づかせてくれるもので、“notice”は予告や警告などの意味にもなります。
「notice」の使い方
気づくこと、気づかせることという意味で使用をします。
動詞で気づくではなく、名詞で気づくことです。
「realize」とは?
“realize”の主な意味は2つあります。
1つめは、事実がはっきりする、意味がはっきりする、意識していなかったことの存在を知るです。
こういったことは、わかる、理解する、気づくといいます。
バスの時刻表が手元にあります。
その時刻表には、バス停にバスが到着する時刻が9時30分と記載されていました。
しかし、バス停にある時刻表を見ると、バスの到着時刻に9時30分という記載がありません。
そこで、手元にある時刻表に間違いがあることがはっきりしました。
これは、間違いに気づくといいます。
“realize”は、わかる、気づくという意味の言葉です。
もう一つの意味は、現実として現れているものにするです。
こうなったらいいなと思っていたものが現実のものとなる、夢を叶えるなどのことをいいます。
「realize」の使い方
2つの意味がありますが、どちらの意味にも明確な形にするという意味が含まれています。
“realize”は明確な形にする、つまり、理解する、わかる、気づく、現実化するなどについて使用をします。
「notice」と「realize」の違い
気づくという点で意味が似ている2つの言葉です。
違いは品詞です。
“notice”は名詞で、“realize”は動詞です。
品詞が違うと使い方も違います。
まとめ
気づくという意味が似ている2つの言葉ですが、名詞と動詞という点に違いがあります。