この記事では、“know”と“understand”の違いを分かりやすく説明していきます。
「know」とは?
“know”は(ノウ)と発音します。
中学の英語で習う単語で多くの人が知っています。
意味は事実・技能・人・情報などを知っていることです。
さてこの“know”はネイティブスピーカーの間では“you know”とのフレーズでよく使われているので、トークショーや映画などで耳にしたことがあるのではないでしょうか。
こフレーズの頭に“you know”がある場合には、日本語の“ねえねえ”“あのさあ”“ところで”とのニュアンスになります。
また文末に“you know”がある場合には「だよね」「でしょう?」との意味になります。
フレーズの途中で使われているときは、言葉に詰まった時で、日本語の「えっとなんだっけ」「ほら」みたいな使われ方をしています。
また日本語で「分からない」は英語で“I don´t know”となり、“know”を否定系にして表現します。
「understand」とは?
“understand”は(アンダースタンド)と発音します。
この英単語も中学の英語で習う基礎的な単語です。
日本語では「理解する」「知る」「悟る」「知っている」「承知している」「把握する」「共感する」などと訳されます。
先生が生徒に“Do you understand??”と聞きますが、これは説明した内容を理解できたかどうかを確認する質問です。
他にも上司などからの指示に対して“I understand. ”と答えますが、これは日本語で「了解しました」になります。
「know」と「understand」の違い
“know”と“understand”の違いを、分かりやすく解説します。
英語に不慣れな人がよく間違えるのが“know”と“understand”の使い方です。
これは両方の単語を単純に「知る」と覚えることが原因です。
確かに両方とも「知る」と訳せますが、“know”見たり聞いたり体験したりして「知る」ことを意味します。
しかし“understand”は頭の中で理解できている、分かっているという状態の「知る」になります。
“Du you know this book?”は「この本を知っている」で、どこかで見たことがあるかを質問しているのに対して、“Du you understand this book?”は「この本の内容を理解している?」と内容を頭の中で理解できているかを質問しています。
また「私の言うこと理解できている?」の“Do you understand me?”に対して、「理解できない」と答えるのに“I don´t understand”ではなく“I don´t know”と答えてしまうと、「知らない」「分からない」と相手に対して失礼な答えになってしまう。
まとめ
“know”と“understand”の意味には明らかな違いがあります。
いくつかの例文を読んめば、このふたつの英単語の違いを理解できるはずです。
使い方を間違えるとおかしなことになりますので、正しく使えるようにしておきましょう。