この記事では、“hung”と“hang”の違いを分かりやすく説明していきます。
「hung」とは?
“hung”の意味は以下の通りです。
1つ目は“hang”の過去分詞形で、「吊るされた」「遅らせられた」などの意味があります。
2つ目は「~に取りつかれて」という意味で、何かに夢中になっている状態のことを言います。
3つ目は「ノイローゼの」という意味で、気持ちが定まらない様子を言います。
4つ目は「~で挫折した」という意味で、やるべきことができない状態を言います。
上記に共通するのは「本来の状態から離れている」という意味です。
「hung」の使い方
“hung”は「吊るされた」「~に取りつかれて」「ノイローゼの」「~で挫折した」などの意味で使われます。
“hung”の過去分詞形ですが、前後の文章や会話している時の状態により上記の意味で使われます。
特に、“hung over”と熟語で使われる場合、「二日酔い」という意味で使われたり、“hang up”は「パソコンなどがにっちもさっちもいかなくなる状態」などの意味で使われたりします。
「hang」とは?
“hang”の意味は以下の通りです。
1つ目は「掛ける」「吊るす」という意味で、物を吊り下げることを言います。
2つ目は「絞首刑にする」という意味で、人の首を吊るす刑のことを言います。
3つ目は「壁に掛ける」「展示する」という意味で、絵画などを掛けて飾ることを言います。
4つ目は「壁に張る」という意味で、壁紙などを張り付けることを言います。
5つ目は「遅らせる」という意味で、引き伸ばして遅らせることを言います。
上記に共通するのは「宙に浮いた状態にすること」という意味です。
「hang」の使い方
「hang」は「掛ける」「絞首刑にする」「壁に掛ける」「壁に張る」「遅らせる」という意味で使われます。
自動詞・他動詞として「hang/hung/hung」と不規則変化で使われたり、名詞として「引っ掛かり具合」「扱い方」「コツ」などの意味で使われます。
基本的に、何かが宙に浮いていたり、中途半端になっている状態に使われる言葉です。
「hung」と「hang」の違い
“hung”は「挫折したり中途半端な状態になること」という意味です。
“hang”は「宙に浮いた状態にすること」という意味です。
「hung」の例文
・『He hung up the phone. 』
(彼は電話を切った)
・『She hung a picture on the wall. 』
(彼女は壁に絵画を掛けた)
・『I hung out with my friends. 』
(私は友達とだらだら遊んだ)
「hang」の例文
・『Hang on there!』
(ちょっと待って!)
・『I got the hang of it. 』
(コツを掴んだよ)
・『Why don’t you hang curtains on a window?』
(窓にカーテンを掛けたらどうだい?)
まとめ
今回は“hung”と“hang”について紹介しました。
“hung”は「挫折や中途半端な状態」、“hang”は「吊り下げる」と覚えておきましょう。