この記事では、“admit”と“accept”の違いを分かりやすく説明していきます。
「admit」とは?
“admit”には受け入れるという意味があります。
受け入れるといっても、何を受け入れるのかさまざまな意味があります。
“admit”が意味する受け入れるは、主に4つです。
1つめは、人や物を受け入れるです。
ある場所に人を入れることを受け入れる、つまり入場を認めることや、部屋に空気を入れることなどを指しています。
2つめは組織や施設に受け入れるです。
組織に受け入れることは入会させる、施設に受け入れることは、病院なら入院、学校なら入学といいます。
3つめは、事態や罪を受け入れるです。
悲惨な事態などは、受け入れがたいことがあります。
罪も受け入れるのは難しいことでしょう。
この意味の受け入れるは、しぶしぶと認めることを指ししています。
喜んで認めることではありません。
4つめは、権威や効力を受け入れるです。
権威や効力の場合は、受け入れるというよりも、認めるといった方が自然です。
たとえば、地球温暖化のことで考えてみます。
地球温暖化の原因は、温室効果ガスだといわれています。
温室効果ガスが効力を発揮し、気温が上昇しているのです。
この事実を認めることを“admit”といいます。
「admit」の使い方
“admit”は動詞で、受け入れるという意味で使用をします。
人や物をある場所に受け入れる、事態や罪をしぶしぶ受け入れる、権利や効力を認めるといった事柄に用います。
「accept」とは?
“accept”には受け入れるという意味があります。
受け入れるといっても、何を受け入れるのかさまざまな意味があります。
“accept”が意味する受け入れるは5つです。
1つめは、申し出を受け入れるです。
パーティーに招待された場合、これはパーティーに来てくださいという申し出といえます。
贈り物は、これを受け取ってくださいという申し出です。
こういった申し出を受け入れることを意味しています。
2つめは、考えや状況などを受け入れるです。
納得して受け入れることを意味しています。
3つめは、取引や申請などを受け入れるです。
クレジットカードを利用するためには、利用申請する必要があります。
申込用紙に記入をして提出をし、カード会社が認めれば、受け入れられたといえます。
クレジットカード以外にも、貨幣、手形、契約、応募などを受け入れることを指しています。
4つめは、メンバーとして受け入れるです。
サークルのような組織に仲間として受け入れることや、学校に受け入れる、つまり入学することを指しています。
5つめは、人の体が血液や臓器などを受け入れるです。
拒否反応がなく、体の中に入ることを指しています。
「accept」の使い方
“accept”は動詞で、受け入れるという意味で使用をします。
「admit」と「accept」の違い
2つの言葉は受け入れるという意味が同じですが、何を受け入れるのかという点に違いがあります。
組織に受け入れる意味は同じです。
それ以外に“admit”は、人や物を場所に受け入れる、権利や効力を認めるという意味もあります。
“accept”は人が臓器などを受け入れる、申し出を受け入れるなどの意味もあります。
まとめ
受け入れるという意味が同じ2つの言葉ですが、何を受け入れるのかという点に違いがあります。