「黒歴史」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「黒歴史」とは? 言葉の意味

ネットでちらほら見かけることも多い「黒歴史」というスラングですが、どのような意味や使い方、元ネタがあるのでしょうか?

この記事では、「黒歴史」の意味を分かりやすく説明していきます。

「黒歴史(くろれきし)」とは?

「黒歴史」とは、自分の「恥ずかしい過去」「汚点となる過去」を自虐的に表現したネットスラングです。

また、自分のことだけでなく、対象の「恥ずかしい過去」「汚点となる過去」「隠したい経歴」を指しても「黒歴史」が使われています。

「黒歴史」の元ネタ

「黒歴史」の元ネタとなったのは、1999年から2000年の間で放送されていたテレビアニメ「∀(ターンエー)ガンダム」の作中に出てくる用語です。

作中では、封印された忌むべき過去の戦争の歴史を「黒歴史」と呼んでいました。

そこから転じて、過去の恥ずかしい出来事や消してしまいたい汚点など「忌むべき過去」を指して、「黒歴史」という表現が用いられるようになりました。

もともとはアニメファンやインターネット掲示板などの一部のユーザー間で使用されていたネットスラングでしたが、アニメ文化やネット文化の広まりに伴って、「黒歴史」というスラングも浸透していったようです。

「黒歴史」の言葉の使い方

自分や対象にとっての「恥ずかしい過去」「汚点となる過去」「隠したい経歴」などをネタとしてや自虐的に言い表すときに「黒歴史」が使われています。

また、過去の出来事や過去の経歴以外にも、未完となった作品や打ち切りとなった作品、駆け出し時代の作品などを指しても「黒歴史」が使われることがあります。

「黒歴史」を使った例文

・『中学生の頃、若気の至りでヤンキーに憧れていたことは自分にとっての黒歴史だ』
・『そのエピソードは彼女にとっての黒歴史だから、あまり口にしてほしくないらしい』
・『今では人気俳優となったAだが、過去にこの映像作品に出演したことは黒歴史となっているようだ』
・『重大な不祥事を起こしたという黒歴史を背負いながらも、その会社のサービスは今も人気を博している』
・『連載後すぐに打ち切りとなってしまったこの作品は、作者の黒歴史とされている』

「黒歴史」の対義語

「黒歴史」ほどには見かけませんが、対義語となるネットスラングに「白歴史(しろれきし)」があります。

「白歴史」の意味としては「もっと評価されるべき過去」「埋もれさせておくには惜しい過去」を指します。

まとめ

「黒歴史」とは、自分や対象にとって「恥ずかしい過去」「汚点となる過去」を指して使われるネットスラングでした。

元ネタはガンダムシリーズ作品の1つである「∀ガンダム」であり、アニメファンや一部のネットユーザー間で使われていたものが、次第に普及していったようです。

みなさんも今となっては笑い話となった過去の苦い経験などを語るとき、「黒歴史」という表現を使ってみてはいかがでしょうか?

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