「高じる」と「講じる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「高じる」と「講じる」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「高じる」「講じる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「高じる」とは?

「高じる」とは程度が非常に極端で度がすぎることです。

趣味に没頭した結果腕前がプロ級になることなどが高じるの代表的な例でしょう。

ただし必ずしもいい意味で使われるとは限らず、病気や症状が悪化することや深刻な状態になってしまうことという意味でも使われます。

いい意味にしろ悪い意味にしろ、先に触れたものがそれまでは一般的なレベルを超えて度が過ぎるほどになることが高じるということです。

「講じる」とは?

「講じる」とは考えて適切な対処をすることです。

なんらかの問題に対してそれを無事に解決する手段はないかと探すことから、それによって見つかった解決策を実行するまでを指します。

そのため問題に対処するための考えを指す言葉と組み合わせて使われる言葉です。

またそれとは別に講義をするという意味も持ちます。

「高じる」と「講じる」の違い

「高じる」「講じる」の違いを、分かりやすく解説します。

程度が極端に度が過ぎるようになったことを指すのが「高じる」で、適切な対処法を考えてそれを実行することが「講じる」です。

「高じる」はいい方向悪い方向の違いはあれど度が過ぎる状態に変化するという意味で使われますが、「講じる」は対処を考え実行する以外にも講義をするという意味でも使われます。

「高じる」の例文

・『店を開くほどに趣味が高じる』
・『この病が高じると命の危険もありえる』

「講じる」の例文

・『流行病の対策を講じる』
・『今日は人類の歴史について講じる』

まとめ

「高じる」「講じる」は音こそ同じだけれど意味は全く違う同音異義語の一種です。

程度が上がったり病気が悪化することを指すのが「高じる」ですが、「講じる」は問題の対処方法を考え実行したり、それとは全く別の話ですが何かの講義をすることを指す言葉なので、両者を間違えると意味が通じなくなるでしょう。

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