この記事では、「馬の耳に念仏」の意味を分かりやすく説明していきます。
「馬の耳に念仏」とは?意味
「馬の耳に念仏」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ありがたみが分からないこと」という意味です。
貴重なもの、価値があるものなどをあげても、全くありがたがらず大事にしない様子ことです。
2つ目は「何を言っても無駄なこと」という意味で、わざわざ重要なアドバイスや忠告をしてあげても、聞く耳を持たない様子のことです。
「馬の耳に念仏」の概要
「馬の耳に念仏」の由来が「馬耳東風(ばじとうふう)」にあると言われています。
「馬耳東風」は、中国の詩人「李白」の作品に出てくる言葉で、「何を言っても馬の耳に風が吹く様に聞き流されてしまう」という意味です。
ここから転じて「ありがたみが分からない」という意味になり、ありがたいものとして「念仏」に変化したのです。
類語に「猫に小判」「豚に真珠」「犬に論語」があります。
「馬の耳に念仏」の言葉の使い方や使われ方
「馬の耳に念仏」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼女に遅刻しないよう注意しても馬の耳に念仏だ』
・『彼に英語を教えても馬の耳に念仏だ』
・『有名な学者の講演会に行ったが、馬の耳に念仏だった』
まとめ
今回は「馬の耳に念仏」について紹介しました。
「馬の耳に念仏」は「ありがたみが分からないこと」「聞く耳を持たないこと」という意味のことわざ、と覚えておきましょう。