「順風満帆」と「兎の登り坂」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「順風満帆」と「兎の登り坂」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「順風満帆」「兎の登り坂」の違いを分かりやすく説明していきます。

「順風満帆」とは?

「順風満帆」とは物事が万事順調に進むことまたは進んでいることです。

順風は進行方向へと吹く風であり、船の帆がそれを余すところなく受け止め、進みたい方向へ順調に進んでいるという故事から生まれた言葉になります。

邪魔になるようなアクシデントが起きなかったり、追い風となるような良い出来事が起きたりなど、どのような理由で順調なのかは問いません。

順調に物事が進んでいるならどんなことにでも使える言葉です。

「兎の登り坂」とは?

「兎の登り坂」とは実力を発揮しきれて物事がうまく進むこと進んでいることです。

兎は前足が後ろ足より短いので、平地や下り坂より登り坂の方が移動しやすいと言われています。

なのでその人の能力をうまく発揮し物事が順調に進むことを、兎が運動能力を発揮しやすい登り坂をぐんぐん進むことになぞらえた言い回しが兎の登り坂です。

実力を活かせる好条件があったからという理由に当てはまる場合に使われます。

「順風満帆」と「兎の登り坂」の違い

「順風満帆」「兎の登り坂」の違いを、分かりやすく解説します。

物事が順調に進むことが「順風満帆」で、実力を発揮できて物事が順調に進むことが「兎の登り坂」です。

「順風満帆」は順調な理由を問いませんが、「兎の登り坂」は実力が発揮できた実力を発揮できる好条件だったという理由がある場合に使われます。

また「順風満帆」は分野についても問わず使われますが、「兎の登り坂」は特にその人の得意分野において使われる慣用句です。

まとめ

「順風満帆」は順調なら無条件に使える言葉ですが、「兎の登り坂」は条件が限定される言葉というのが違いと言えます。

「兎の登り坂」は得意分野で実力が発揮できたから順調という分野と理由が限定されている言葉なので、どんな場合でも使える「順風満帆」と比べると使われる機会は少ないでしょう。

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