言いにくいひと言を、どう伝えるべきか悩む日もあるもの。
「難しいです」の使い方を見ていきましょう。
「難しいです」とは?
相手の要望に応えられないこと、望み通りにできないことを伝えています。
簡単ではない状況を、はっきり伝えたい時に用いられています。
「難しいです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
このまま使ってしまうと、角が立ってしまうのが「難しいです」にあたります。
敬語としての含みがないので、自分の主張ばかりが目立ってしまいます。
前に言葉を補うか、他の言い回しも取り入れておきましょう。
「難しいです」を使った例文
・『頑張ってみますが、正直難しいお話です』
・『この納期ですと、少々難しいです』
・『ご要望に応えたいのですが、現状は難しいです』
「難しいです」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語と、言いかえの表現を見ていきましょう。
「難しいです」の類似表現
よく似ている言い方に「厳しいです」も挙げられます。
達成するのがハードなこと、明るい見通しではないことを述べています。
「この予算ですと、少々厳しいです」や「この日程で仕上げるのは、若干厳しいです」のように、会話文で用いられています。
「難しいです」の敬語表現
さらに丁寧な言い方として「大変難しい状況でございます」や「厳しい状況でございます」も挙げられます。
できないことを遠回しに述べている、大人のビジネス表現です。
「物価高の影響もあって、今まで通りの価格をご提供するのが大変難しい状況でございます」とお客様に値上げへの理解を求める場合にも用いられています。
「難しいです」の返答や返信例
先方からこのような回答があった時は、真摯に対応していきましょう。
日程や予算を組みなおせば相手が了承してくれる時もあるので、交渉のテーブルについてもらえるよう促します。
「ご報告いただきありがとうございます。
期限を〇日まで延ばすこともできますが、再考していただければ幸いです」がひとつの例になります。
まとめ
「難しいです」を解説しました。
適切な表現を知っていると、自分の印象が変わることも。
いい関係を作るために、多くの言葉を蓄えていきましょう。
