「離れゆく愛」という花言葉の花は、心が離れて行く恋人や配偶者へ贈ると意味が合います。
但し、実際に贈っても、関係悪化を助長するだけで、引き留める効果はありません。
逆に、別れたいと思う相手に贈っても、「花を貰った」という部分だけポジティブに解釈され、花言葉は伝わらない可能性が高いでしょう。
そういったすれ違いが、気持ちを遠ざけているのです。
一方、創作には向いています。
気持ちが離れて行く恋人を描写する時の雰囲気作りに合います。
「離れゆく愛」の花言葉を持つ花
「離れゆく愛」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ハス(蓮)」
ハス科ハス属の水辺に咲く花です。
大きく立派な花を咲かせますが、花の寿命は数日程度です。
この、花の儚さから「離れゆく愛」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「清らかな心」「神聖」「雄弁」「沈着」「休養」「救って下さい」です。
他の意味で贈りたい時などには、カードで伝える言葉を限定すると誤解がありません。
他に「バビアナ」に「離れる愛」という非常に近い花言葉が付きます。
「離れゆく愛」と似た意味の花言葉を持つ花
「離れゆく愛」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「ツキミソウ(月見草)」
アカバナ科マツヨイグサ属の、白い花です。
名前からイメージされる通り、夜に咲く花です。
一晩でしぼむ一夜花で、明け方にしぼむ時はピンク色に変わっています。
この色が変わる性質、すぐに萎む事、一夜の関係といったイメージから、「移り気な人」「うつろな愛」という花言葉が付きます。
「離れゆく愛」は、既に中身は抜けかけて、皮や骨組みだけの虚ろな形になっていると考えると、意味が近い花言葉です。
他の花言葉は「無言の恋」「打ち明けられない恋」「自由な心」「美人」「浴後の美人」などがあります。
「ツワブキ(石蕗)」
キク科ツワブキ属の黄色い花です。
ツヤツヤした「フキ」を思わせる丸い葉から、「ツヤハブキ(艶葉蕗)」と呼んだものが転じたとされています。
多少枯れたように見えても新たに芽を出す丈夫さから、「困難に負けない」「愛よ蘇れ」という花言葉が付きます。
こういう言葉を使うのは、「離れゆく愛」を実感している時と言えるでしょう。
他の花言葉は「謙遜」「謙譲」「先を見通す能力」「困難に傷つけられない」などです。
まとめ
「離れゆく愛」という花言葉を持つ花は「ハス」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「バビアナ」「ツキミソウ」「ツワブキ」があります。
現実の恋人を引き留めるには向きませんが、創作には丁度良いでしょう。