本記事では、「陽春の候」の言い換え語を解説します。
「陽春の候」とはどんな言葉で、どういう場面で使われるのでしょうか。
ここでは「陽春の候」の言い換えとしてお勧めの言葉や、カジュアルな言い換えのお勧めを紹介します。
「陽春の候」とは?どんな言葉
「陽春の候」とは、暖かな春の時期を表す言葉です。
旧暦の正月の別称でもあります。
主に手紙やメールなどで、季節の挨拶として使われます。
「陽春の候、皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます」などと使います。
やや古風な表現です。
ビジネスでも使える「陽春の候」の言い換えのお勧め
ここでは「陽春の候」のビジネスでの言い換えのお勧めを紹介します。
「新緑の候」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「新緑の候」とは、「陽春の候」と同じ意味で使われる言葉です。
「新緑の候、ご多忙中と存じますが、ご自愛くださいませ」などと使います。
相手に春の自然をイメージさせる言葉です。
「風薫る季節」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「風薫る季節」とは、「陽春の候」と同じ意味で使われる言葉です。
「風薫る季節、皆様におかれましては益々ご清栄のことと存じます」などと使います。
相手に春の香りをイメージさせる言葉です。
「桜花の候」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「桜花の候」とは、「陽春の候」と同じ意味で使われる言葉です。
「桜花の候、ご多幸にてお過ごしになられますようお祈り申し上げます」などと使います。
相手に春の花をイメージさせる言葉です。
「陽春の候」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「陽春の候」のカジュアルな言い換えのお勧めを紹介します。
「暖かくなってきましたね」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「暖かくなってきましたね」とは、「陽春の候」と同じ意味で使われるカジュアルな言葉です。
「暖かくなってきましたね、元気にしていますか?」などと使います。
相手に気温や体調を気遣う言葉です。
「春らしくなってきましたね」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「春らしくなってきましたね」とは、「陽春の候」と同じ意味で使われるカジュアルな言葉です。
「春らしくなってきましたね、お出かけしたくなりますね」などと使います。
相手に春の気分を共有する言葉です。
「春がやってきましたね」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「春がやってきましたね」とは、「陽春の候」と同じ意味で使われるカジュアルな言葉です。
「春がやってきましたね、新しいことに挑戦したくなりますね」などと使います。
相手に春の変化を伝える言葉です。
まとめ
「陽春の候」の言い換えは、敬語からカジュアルまで幾つも存在しています。
「新緑の候」や「風薫る季節」など敬語のほうの言葉もカジュアルなほうの言葉も、相手に春の自然をイメージさせることができます。
場面によって検討し、使い分けるのが良いでしょう。