この記事では「関係各所」について解説をします。
「関係各所」とは?意味
関係のあるあちこちの人や組織といった意味です。
「関係」には、人と人とのつきあい、その方面、2つ以上の事柄がたがいにかかわり合うことという意味があります。
「友好関係」という場合だと、親しい間柄といった意味になります。
「各所」は、あちこち、ほうぼうという意味です。
「関係各所」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、かかわりのあるあちこちの人々や組織などを指すときに用います。
いろいろな人を指すときに、その人たちすべての名前をあげることは難しいです。
紙面の場合だと紙面の都合によって記載しきれず、ラジオやテレビなどの放送の場合は時間がかかってしまい、他の放送内容に影響を与えてしまいます。
そのため、関係のある人たちの数が多いときには、その人たちひとりひとりの名前をあげることはありません。
そういったときに、かかわりのある人たちを指して「関係各所」という言葉を用います。
どういった人を指しているのかは、この言葉を使う人によって異なります。
芸能人が問題を起こしたときには、出演しているテレビ番組やCMの関係者、事務所のスタッフなどのことを主に指しています。
企業のプロジェクトの場合だと、プロジェクトに参加している人や支援している人のことを指します。
この言葉は、関係のある人に対して個人的に用いることはありません。
たとえば、あるプロジェクトにAさんがかかわっていたとします。
Aさんを前にして、Aさんのことを指して「関係各所」とはいわないのです。
使用される場面は、たとえば連絡をするときです。
かかわりのある人たちに対して連絡をします、連絡をしましたということを報告する際にこの言葉を用います。
聞き手の地位に関係なく使うことができて、目上の人にも、同僚にも、部下にも使用できる言葉です。
「関係各所」を使った例文
・『関係各所にメールを送る』
・『関係各所に一斉に配布する』
・『関係各所と協力をしていく』
「関係各所」の返答や返信例
「関係各所」に対して何をするのかが述べられるので、何をするのかということに対して返答をします。
報告の際に用いられることがあり、その場合は報告内容をよく聞き、今後についての指示を出します。
大勢に向かって用いられることもあり、その場合は返答はしません。
まとめ
この言葉は、かかわりのあるさまざまな人や組織を指して用います。
かかわりのある人、ひとりひとりの名前をあげていると切りがありません。
そのため、こういった言葉を用いて表現をします。
この人たちに報告しました、この人たちに迷惑をかけて申し訳ありませんなどの場面で用いられています。