この記事では、「釘を刺す」の意味を分かりやすく説明していきます。
「釘を刺す」とは?意味
「釘を刺す」は「くぎをさす」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あらかじめ念を押す」という意味で、事前にこうしてくれと確認しておくことです。
2つ目は「注意や警告すること」という意味で、やっていはいけないことを戒めることです。
上記に共通するのは「事前に留める」という意味です。
「釘を刺す」の概要
「釘を刺す」の由来は、日本の伝統的な建築工法にあります。
昔の日本はもちろん木造建築でしたが、最も大きな特徴として釘を使わない「木組み」という工法が使われていました。
木材に切り込みを入れて、組み合わせることで建築物を完成させる工法です。
しかし江戸時代になってから、釘で固定してより強度を増す様にしたことから、「間違いないよう念を押す」という意味で使われる様になりました。
「釘を刺す」の言葉の使い方や使われ方
「釘を刺す」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『子供に戸締りをきちんとする様に釘を刺す』
・『金額を確認する様に釘を刺す』
・『二度と遅刻しない様に釘を刺す』
まとめ
今回は「釘を刺す」について紹介しました。
「釘を刺す」は「木造建築に念の為釘を打つこと」から転じて「あらかじめ念を押す」「注意や警告する」という意味の慣用句、と覚えておきましょう。