「遠慮」という花言葉の花は、控えめで相手を立てる事が出来る人へ、好意を伝えるのに向きます。
但し、正しく伝えないと「今以上に遠慮しろ」という意味に解釈されるので、花との組み合わせや添える言葉などに注意は必要です。
実際に注意として図々しい人へ贈っても、効果は期待出来ません。
そういう人は、自分を「遠慮深い」と思っているからこそ、図々しいのです。
「遠慮」の花言葉を持つ花
「遠慮」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「タツタソウ(竜田草)」
メギ科タツタソウ属の多年草です。
春の山野草として知られ、冬は地上部が枯れた休眠状態になります。
花は上向きで、先の尖った紫色の花弁が6枚から8枚つきます。
1つ1つは小さい花ですが、大きくなった株でまとまって咲くと花が溢れたようで見栄えがします。
花の小ささや、冬に消える性質などから、花言葉は「遠慮」1つが付きます。
子供に贈り、我慢の仕方を覚えさせるのも良いでしょう。
他の花で「遠慮」という花言葉が付くものとしては「カエデ(楓)」「シクラメン」「アンズ(杏)」「パンジー」などがあります。
「遠慮」と似た意味の花言葉を持つ花
「遠慮」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「ライラック(リラ)」
北海道の街路樹などで見かける事の多い「ライラック」は、モクセイ科ハシドイ属の落葉樹です。
花色は白から青で、花弁4枚の小花がボリュームのある花穂を作ります。
時折混じる花弁5枚の小花は「ラッキーライラック」と呼ばれ、「誰にも言わず呑み込むと、意中の人と永遠に結ばれる」という言い伝えがあります。
有毒ではありませんが、農薬や排気ガスに曝されているリスクもあるため、実際にやるのはやめましょう。
小花が集まり1つの美しい花穂を形成する様子から「謙虚」という花言葉が付きます。
自分独りが突出する事を「遠慮」している事になるため、意味が合う花言葉と言えるでしょう。
他の花言葉は「思い出」「友情」「初恋」「誇り」「美」「純潔」などがあります。
酒席に飾れば、思い切れなかった若い頃の話を、友人と語り合うきっかけになるでしょう。
「謙虚」が花言葉に付く花は多く、「キンモクセイ(金木犀)」「コスモス(秋桜)」「スミレ(菫)」「エビネ(海老根)」「アベリア」「ガクアジサイ(萼紫陽花)」「エニシダ」「オジギソウ(含羞草)」などがあります。
他にも「謙遜」「控えめ」など、「遠慮」を連想させる花言葉は多くあります。
まとめ
「遠慮」という花言葉を持つ花は「タツタソウ」「カエデ」「シクラメン」「アンズ」「パンジー」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「ライラック」「キンモクセイ」「コスモス」「スミレ」「エビネ」「アベリア」「ガクアジサイ」「エニシダ」「オジギソウ」他多数です。
選択肢は幅広いため、相手に合わせた花が選べるでしょう。
