この記事では、「運命」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「運命」という言葉の意味
「はこぶ」や「めぐり合わせ」などの意を持つ「運」という語と、「生きている間」や「最も大切なもの」などを表す「命」という語を組み合わせた「運命」という言葉は、人の意志や感情などとは別のところで、すでに決められているめぐり合わせや、幸や不幸などを引き寄せる力などを指して用いられる言葉です。
「運命」という言葉の1つ目の意味は、「人に幸福や不幸などをもたらす、人間の意志を超えた作用」です。
2つ目は「これからの成り行き」などという意味合いで使われています。
「運命」の類語や言い換え
「運命」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『宿命(しゅくめい)』
人が生まれる前から定められているめぐり合わせを表す言葉で、「前世から定まっている人間の運」や「すでに命に宿っているめぐり合わせ」などを表しています。
・『自然の摂理(せつり)』
「自然界の法則」や「人間界の真理」などを表し、自然界において様々な生き物たちが織り成す生態系(せいたいけい)の法則を指して用いられる表現になります。
・『天命(てんめい)』
文字どおり「天からの命令」や「天が人間に与えた使命」などを表す言葉で、転じて「人の力ではけっして変えることのできないさだめ」や「神から与えられた寿命」などを示しています。
・『命運(めいうん)』
「めぐりあわせ」や「身の定め」などを表し、物事や人などの存続にかかわる重大な運命を指して用いられる表現になります。
「運命」の類義語
「運命」の類義語は以下の通りになります。
・『功徳(くどく)』
他人に対してけっして見返りを求めずに行う行為により得られる恵みを指して使われる言葉で、「よい行いに対する報い」や「神や仏から与えられる恵み」などを表しています。
・『予定調和(よていちょうわ)』
「あらかじめ決められた」さまや「物事が予想通りの結果になる」状態などを表し、人々が予想した通りに事が進み、最終的な結果もその通りになるという意味合いで使われる文言です。
・『意に違(たが)わず』
「自分の思い通りになる」さまや「想像していたままの結果になる」様子などを表す言葉で、自らの意志や思いなどを反映させた結果が得られるという意味合いで用いられる表現になります。
・『宿縁(しゅくえん)』
「前世からの因縁(いんねん)」や「前の世になした行為を元にした関係」などを示す言葉で、人が生まれる前からの縁や関係などを指して用いられる表現です。
まとめ
今回は「運命」という言葉について紹介しました。
「運命」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。