難しい表現があると、使い方に困ってしまうもの。
「連携を行う」の正しい意味と例文を見ていきましょう。
「連携を行う」とは?
連携を行うは「れんけいを、おこなう」と読みます。
連携は同じ目的をもつ人たちが、協力して物事を進めることをいいます。
「行う」は、行動することをあらわしています。
「携」には「手を取り合う」というニュアンスもあるので、協力し合いながら共に進む様子を示しています。
「連携を行う」の使い方や使われ方、使うときの注意点
お互いの利益が噛み合って、共に手を携えていくことを「連携を行う」と呼んでいます。
個別に行うのは大変なので、2社以上で物事を動かしていくことを「連携を行う」といいます。
また企業同士がサービスの一部を補い合うことを「業務提携を行う」と表現しています。
ライバル社に後れを取らないように、業務の一部を負担し合うことをいいます。
一部の業務を共同で進めていく「業務提携の流れ」はさらに加速していくと考えられています。
こちらの表現も覚えておきましょう。
「連携を行う」を使った例文や文章
・『弊社が業務連携を行っている企業は、500社ございます』
・『連携を行うべく、先方に打診いたしました』
「連携を行う」の類語や言い替え
似ている言い方に「提携する」があります。
提携も共同で事業を行うことをいいます。
そのため業務提携というと、複数の企業が手を組んで大きなプロジェクトを進めることを表現します。
車産業でよく取り入れられている手法で、新しい車の開発や製作を複数の企業でおこなう時に使われています。
また言い替えの表現に「タイアップする」や「ご協力」があります。
タイアップとは企業同士の結びつき、連携をあらわします。
「こちらのお菓子は、人気アニメとタイアップした商品です」がひとつの例です。
また「ご協力」は「ご協力をお願いできれば幸いです」と、相手に協力を要請する時に使います。
覚えておきましょう。
まとめ
「連携を行う」を解説しました。
気になる表現を正しく学んで、語彙力を鍛えていきましょう。