ビジネスの場面で使うことが多い「連れて行く」の敬語とはどのように使用する?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「連れて行く」の意味
「連れて行く」という言葉の意味は、誰かと一緒に目的地へ移動する場合や行動を共にするような場合に使用されます。
ビジネスの場面では、会社の同僚や上司、顧客などと一緒に目的に向かって移動する時に使用することになります。
会議などに部下と一緒に出席するようなケースでも「連れて行く」という表現をします。
人間に限らず、犬と散歩に行くときなども「連れて行く」ということを使用します。
よく「お客様をお連れしました」という言い方をすることがありますが、お客様に対して使用する敬語としては正しくないです。
「連れて行く」の敬語での使い方や表現方法
「連れて行く」の敬語表現として、まず丁寧語ではそのまま「連れて行きます」という表現を用います。
「連れて行く」を尊敬語で表現する場合は「連れてまいります」や「連れておいでになる」などという使い方もあります。
謙譲語としては、「連れて参る」「連れて伺う」などという言い方を使用することになります。
「連れて行く」の言い替えや使用例
・『一緒に部下を連れて行きます』
・『先生が生徒を連れて参られました』
・『これから挨拶に部下を連れて伺います』
尊敬語、謙譲語の使い方が少し特殊なので、使い間違いをしてしまわないように正しく理解をしておくことが重要です。
更に丁寧に表現する場合、場面によっては「お客様をご案内しました」などと使うことで、連れて行くことを表現することが可能です。
まとめ
ビジネスではだれかを同伴して会議に出席をしたり、目的に移動したりすることが多く、事前にメール等で調整する際にも「連れて行く」という表現を用いる場面がたくさんあります。
特に顧客と上司が同じ場所にいるようなケースでは、敬語の使い方がややこしくなってしまうので、注意が必要です。