「越える」と「超える」の違いとは?分かりやすく解釈

「越える」と「超える」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「越える」「超える」の違いを分かりやすく説明していきます。

「越える」とは?

「越える」「こえる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「物の上を通り過ぎて向こう側へ行く」という意味で、物や場所の上にある空間を通って向こう側へ移動することを言います。

2つ目は「ある時の区切りが過ぎる」という意味で、ある特定の日や時間を経過した状態のことを言います。

3つ目は「地位や階級などを飛ばして先に行く」という意味で、定められた順番を飛ばしてその先に達することを言います。

上記に共通するのは「ある地点を過ぎる」という意味です。

「越える」の使い方

「越える」「物の上を通り過ぎて向こう側へ行く」「ある時の区切りが過ぎる」「地位や階級などを飛ばして先に行く」という意味で使われます。

動詞として「越える・越えた」「越えられる・越えられた」と使われたり、副詞として「越えて」と使われたりします。

基本的に、ある場所・時間・境界など、地点を通過してその先に行く時に使われる言葉です。

「超える」とは?

「超える」「こえる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ある基準や数量よりも上回る」という意味で、定められていた数量よりも多くなる状態を言います。

2つ目は「他のものよりもひときわ抜きん出る」という意味で、他のものと比較して能力が高く優れている様子を言います。

3つ目は「固定された観念にとらわれずに先に進む」という意味で、特定の考えや主義に影響されない様子を言います。

4つ目は「ある基準や範囲からはみ出すこと」という意味で、規格の外に出る様子を言います。

上記に共通するのは「ある度合いを過ぎる」という意味です。

「超える」の使い方

「超える」「ある基準や数量よりも上回る」「他のものよりもひときわ抜きん出る」「固定された観念にとらわれずに先に進む」「ある基準や範囲からはみ出すこと」という意味で使われます。

動詞として「超える・超えた」「超えられる・超えられた」と使われたり、副詞として「超えて」と使われたりします。

基本的に、ある数量・基準・限度など、度合いを上回る時に使われる言葉です。

「越える」と「超える」の違い

「越える」「ある場所・時間・境界など、地点を通過してその先に行くこと」という意味です。

「超える」「ある数量・基準・限度など、度合いを上回ること」という意味です。

「越える」の例文

・『あの山を越えれば目的地に到着する』
・『ホームランを打ったらフェンスを越えてしまった』
・『ヨーロッパでは自転車で国境を越えた』
・『私の祖母は90才を越えています』

「超える」の例文

・『5万人を超える観客が大声援を送った』
・『台風で河川が危険水位を超えてしまった』
・『彼の考え方は常識を超えて素晴らしい』
・『想像をはるかに超える様な出来事だった』

まとめ

今回は「越える」「超える」について紹介しました。

「越える」「地点を過ぎる」「超える」「度合いを上回る」と覚えておきましょう。

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