本記事では、「貸していただく」の言い換え語を解説します。
「貸していただく」の意味
「貸していただく」とは?どんな言葉
「貸していただく」は、「後で返すことを前提に、一時的に相手のものを自分のものとして使える状態であることを表す丁寧な表現」です。
「貸し」は動詞「貸す」の連用形で「相手が自分に対して、ものを一時的に使わせる様にすること」という意味、「て」は接続詞、「いただく」は動詞「もらう」の謙譲語です。
謙譲語が使われているので、目上の人や社外の人にも使えますが、様々なシーンに合わせて言い換えの表現も覚えておきましょう。
ビジネスでも使える「貸していただく」の言い換えのお勧め
ここでは「貸していただく」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「お貸しいただく」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「貸していただく」を更に丁寧にした表現です。
「お・ご〜いただく」でひとつの謙譲語扱いになるので、二重敬語ではありません。
「お貸しくださる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「貸してくれる」という意味です。
「くださる」は動詞「くれ」の敬語で、相手から自分に働きかけることを表します。
「いただく」は自分が相手から働きかけてもらうことを表す語で、主体は違いますが、意味は同じです。
「拝借する」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「相手から借りる」という意味で、「貸す」と立場を逆転させています。
「拝借」は「借りることをへりくだっていう語」という意味で、これだけでも謙譲語になります。
「貸していただく」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「貸していただく」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「借りる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「相手が貸すこと=自分が借りること」として言い換えが可能です。
「使わせてもらう」
◆ 使い方やニュアンスの違い
相手が所有する物を、許可を取って自分の目的に用いることを表します。
文房具や電化製品、電話など形のあるものに使われます。
「寸借する」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「寸借(すんしゃく)」は「ちょっとの間だけ借りること」という意味で、すぐに返すというニュアンスです。
まとめ
今回は「貸していただく」について紹介しました。
「貸していただく」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。
