この記事では、「謝る」と「誤る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「謝る」とは?
失敗する、間違えるという意味もありますが、誤るという言葉があるため、あまり使われておらず、間違えたことによって悪い結果を及ぼすという意味もあります。
最も使われているのは悪かったと思ってわびるという意味になっています。
また、断り、辞退するという意味もあります。
謝罪する、わびると行った意味合いでの謝るということはなかなか難しいものでもあり、政治家の失言を直接謝らず「誤解を招いた」など聞いた側に問題があるかのような物言いをするケースも多く見られますが、立ち位置としてその発言を聞いて不快に思った人よりもその政治家の支持者のほうが大事という背景があることもあり、素直に謝るということはなかなか見られません。
間違えるという意味では誤字、誤記、誤射などの言葉がありますが、この言葉を謝で代替することは出来ないでしょう。
「誤る」とは?
失敗する、間違えた判断をする、正しくない方に導く、進めるなどの意味があり、できればしたくないネガティブなことになっています。
誤記など誤の付く言葉は間違いという意味が含まれているケースが多くなっています。
字を誤るなど軽い意味のものから、就職や進路的な意味で進むべき道を誤るというような人生に関わる間違いまで幅広く指すことができる言葉です。
選択肢の中から理想ではないものを選んでしまったということをあとになってわかるという意味合いがあり、誤ることにその時点で気がつくケースはかなり少なく、字を書いていて漢字が思い出せずごまかして書く場合や、解答がわからない問題にとりあえず記入することなど以外は、誤っていることに関しては後になってわかるという仕組みになっています。
「謝る」と「誤る」の違い
「謝る」と「誤る」の違いを、分かりやすく解説します。
謝ると誤るはともにあやまると読み、さらにともに間違いをする、失敗するという意味もありますが、誤るという言葉のほうが失敗する、間違いをするという意味では一般に使われています。
謝るにはその物事に対して詫びる、謝罪するという意味があり、この意味は誤るにはありません。
誤ったことに対して謝るというように一つの文章で両方の言葉を入れることができ、謝る文章なのに文章を誤るという使い方もありえます。
誤るは誤記、誤字、誤診、誤発進など「誤」の字を使った言葉がいくつもあります。
謝るの謝を使った言葉で意味合いが近いものは謝罪が挙げられ、感謝という言葉でも同じ字を使っているところが複雑ではあります。
まとめ
謝ると誤るは語源の同じ言葉で、間違えるという意味はともに持っており、あやまるという読み方も同じですが、一般的には誤るという言葉は間違えるという意味合いで広く使われ、謝るは謝罪する、詫びると行った意味で広く使われており、間違えるという意味合いで謝るという言葉は凝った表現になってしまいます。