「講義」と「講座」の違いとは?分かりやすく解釈

「講義」と「講座」の違いとは? 言葉の違い【2語】

「講義」「講座」はどちらも学習する場を指した言葉ですが、詳細な意味合いが異なるため区別して覚えることが必要です。

この記事では、「講義」「講座」の違いを分かりやすく説明していきます。

「講義」とは?

「講義」「学問や研究の内容または意味などを説き聞かせること」もしくは「教える人の説明によって実施される授業」といった意味を持つ言葉です。

そのほか、「大学でおこなわれる授業」という意味も持ち合わせています。

「講座」とは?

「講座」「大学で実施される講義を模倣した講習会やラジオ・テレビ番組、書籍」という意味があり、「大学の講義と似た形式で特定の専門知識を学ぶ場」を指します。

また、「大学や大学院に設置される研究や教育を目的とした組織」のことを指す場合もあります。

「講義」と「講座」の違い

「講義」「講義」は双方とも勉強する場所や機会を表す言葉ですが、細かな意味合いに違いがあります。

「講義」「学問や研究についての内容や意味などを専門的に教わるもしくは教える場」といった意味があるほか、「大学で実施される授業」を指す場合に使用される言葉です。

一方、「講義」「大学の講義を模倣した形式で実施される講習会や放送番組など」という意味があり、大学で実際におこなわれる授業に比べるとソフトな「学習会」といったイメージがあります。

「講義」の例文

「講義」には「専門的な学問や研究などを学習するもしくは教える場」「大学で実施される授業」という意味があります。

名詞に分類され、「~の講義」「講義が始まる」「講義に出席する」などの使われ方をしています。

・『Y教授による人間心理に関する講義が人気で、毎年沢山の生徒が受講している』
・『講義が始まる前に、携帯電話の電源を切るかマナーモードに設定しておいてください』
・『寝坊したため、大事な講義に出席できなかった』
・『彼女はどの講義においても熱心にノートをとっている』

「講座」の例文

「講座」「大学における講義の形式を模倣して催される講習会や放送番組など」を意味し、例としては「通信講座」「オンライン講座」「市民講座」「公開講座」などがあります。

名詞としての役割があり、「~講座」「講座を受ける」「講座に申し込む」といった使われ方をしています。

・『簿記1級の資格を取りたいが、独学するかオンライン講座を受けるか迷っている』
・『祖母は市民講座を受けることが好きで、よく友人と一緒に受講しに行っている』
・『受験勉強に備えるため、塾の夏季講座に申し込むことに決めた』
・『運転する際は常にネットラジオの英会話講座を聞いて、英単語や文法を勉強するようにしている』

まとめ

「講義」「講座」は同じような意味を持ちますが、双方の言葉について改めて学ぶと、詳細な意味の違いや両者の使い分けポイントを知ることにつながります。

勉強や教育に関する言葉の豆知識としてぜひ参考にしてください。

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