この記事では、「訪れる」と「行く」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「訪れる」とは?
自分が会いたいと思う人が家に来ることを「訪れる」【おとずれる】といいます。
例えば、いつもお世話になっている塾の講師が挨拶をしに家に来てくれる行動を指すのです。
反対に、自分の方から「景色が良い場所を自転車で訪れる」と自らが向って楽しむという意味でも使われています。
他の使い方としては「やっと平和が訪れた」と、こちら側に来たという状況で使われている言葉です。
「行く」とは?
会社から商談相手が待つ場所へ移動する行動を「行く」【いく】といいます。
自分の方から用事を片付けるため目的地へ向うのわけです。
使い方としては、「寿司を食べに行く」と何をするか具体的に取り上げて、どこへ向うか伝えるときに使います。
また、「公民館へ行くためには自転車が必要だ」と何をするかに焦点を当てて伝えるのです。
元々は文章的な「ゆく」が日常的に使う口語的な話し言葉として「いく」という言い方になりました。
「訪れる」と「行く」の違い
ここでは「訪れる」と「行く」の違いを、分かりやすく解説します。
客が家を訪ねて来るという意味があるのが「訪れる」です。
来客者が来ることを指しますが、自らが気になる場所に行くときは「色々な施設を訪れる」という使い方もできます。
もう一方の「行く」は自らが用事を果たすため向う行動を意味する言葉です。
「訪れる」は相手からこちら側に来る行動を指しますが、「行く」は自らが先方へ向う動きを意味します。
「訪れる」の例文
・『3年ぶりに部員がいきなり訪れるので驚いた』
・『外で思い切り運動ができる夏が訪れたので、予定を立てた』
「行く」の例文
・『被災した中学生がバスに乗って隣町へ集団で行く』
・『大会に出るため、1年前から力を入れて項目を覚えた』
まとめ
相手からこちら側へ来るか、自分から向こうに行くという行動を指すかに違いがあります。
どのような行動を指すかに焦点を当てて、勉強するといいでしょう。