画素数=解像度=画質の善し悪しとは限らない?この記事では、「解像度」と「画質」の違いを分かりやすく説明していきます。
「解像度」とは?
端的に言ってしまえば規定の範囲内での密度になります。
dpiやppiが指標になってくると言っていいでしょう。
一般的にはこの数値が高くなればなるほど、同一の絵でも精細に写ると言っていいでしょう。
クイズ番組でモザイク処理の掛かった絵が時間の経過できちんとした絵に見えてくるものがありました。
解像度の高低による物の見え方は乱暴になりますが、そのイメージになります。
「画質」とは?
「解像度」の高さや「画素数」が多ければ画質は良くなると思われがちです。
実際に大型家電量販店のカメラコーナーを訪れた時にそんな説明を受けた経験のある方も少なからずいらっしゃる事でしょう。
実際には画質はカメラの画素数に加え、レンズの解像度、プリンターのインクや性能、なにより人の印象によって変わります。
それに対して一般的に使われる「画質のいい」は解像度のいい、対象物がシャープで鮮明にうつるを意味しているのが本当のところではないでしょうか。
「解像度」と「画質」の違い
「解像度」と「画質」の違いを、分かりやすく解説します。
「解像度」と「画質」の善し悪しは必ずしも一致しません。
デジタルカメラやプリンター、スマートフォンの新機種や競合機種における画素数、解像度、画質比較は常に行われている状態ですから参考にするといいかもしれません。
基本的に本来「画質」は人の印象によって変わるだけに善し悪しはなかなか判断しづらい部分があるのは本当のところでしょう。
ただし近年の傾向としては「画素数」の多いカメラ=「解像度」のいいプリンターやディスプレイ=「画質」がいいがいわばセールストークになってしまいました。
まとめ
本来は「解像度」は一定範囲における画素の密度を示す言葉で低ければ荒く、高ければ精細になる尺度を示した言葉です。
「画質」は画像を見た時の質であり、様々なファクターにより一定したものではありません。
しかし現代の一般的な概念では安直に“解像度の高さ=画素数の多さ=画質が良い”間違った認識になっていると言っていいでしょう。